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第13話

船内では、ロニの提案により、各々自由行動となった。

ロニはナンパに、カイルはリアラを探しにいった。

ジューダスもどこかに行き、今船室にはフルートとフィオだけだった。

「でも、よくここまで無事にこれたわね」

フルートはベッドに腰掛けながら言った。

「まぁね」

『いくらフィオでも、一本道を迷ったりはしないよ』

「何言ってるのさ。オレは迷ったことなんて一度もないだろ?」

「・・・そう思ってるのは、アンタだけよ」

フルートは肩を落とした。

「それより、見てよほら!」

そう言ってフィオが取り出したのは、爆弾だ。

既に何らかの改造を受けているらしく、様々な色がついていた。

「フィリアさんにもらったんだ♪でも、あのままだとつまんないから、この世界のレンズっての使って、属性をつけてみたんだよ☆」

語りだしたフィオは止まらない。

「あと、内部に時限装置を挿入させて、ボタン1つで好きなときにBOM!!みたいなのとかね、後は配線をつないだらできるよ♪」

瞳のキラメキはだんだんと増していった。

「それからランダムに・・・」

「ああ!もう、いいや」

うちきると、フィオはつまらなそうにチェッと言って腕を組んだままベッドに倒れこんだ。

「あ、そうだ。ケイトからブローチもらったんだけど、アレ、まだ加工しかされてないみたいなのよ」

「どれどれ」

そう言って胸のブローチをはずし、フィオも再び起き上がってエメラルドのブローチを覗き込む。

「あ~、うん。純度は申し分ないけど、蓄積が足りない。まぁ、B級ってとこだね」

フィオは再びポーチから小さなルーペを取り出した。

そのルーペは、小さな何枚もの度の違うレンズを組み合わせてあり、解析もできる彼の自信作だった。

「一応コレ、カッセイド産みたいだ。でも、それにしては力が弱すぎるな・・・」

少し考えた後、フィオはブローチを裏返し、台座とエメラルドを取り外した。

「あ!」

「大丈夫だよ。ホラ、ここ見てみ?」

指差されたところを覗き込むと、台座の中に小さな文字がびっしり刻まれていた。

「これ、封印の・・・」

「ま、18年もこの世界に放置しておくんだから、力の垂れ流しを防ぐためには、最善ってとこかな」

そう言って文字の上に手を掲げ、フィオは小さく呟く。

すると文字は赤くに輝き、浮かび上がると、霧散した。

「よし、これでアミマーニでも入れるよ」

エメラルドを台座に戻すと、宵闇色の小鳥が飛んできて、その上を旋回する。

エメラルドは淡緑色に輝き、小鳥はその光に吸い込まれるようにブローチの中へ消えた。

「おぉ~、さすがフィオ」

フルートは小さく拍手を送る。

「さて、オレはエムルに取って来て貰ったヤツで、コイツの改造しようと思うんだけど、フルートはどうすんの?」

「え、うーん。とりあえず、その辺をテキトウに歩いてようかなぁ。今は何もすることないし」

少し考えながら、別にしたいこともないのでそういうと、フィオは少し目を伏せ、言いにくそうに口を開いた。

「『アイツ』のこと、あんま意識しないほうが、いいよ?・・・後々辛いのは、ミナなんだから」

「・・・・・・うん」

小さく頷きながら、彼女の目もフィオと同じように、伏せられる。

フィオが自分のことを心配してくれているのは、痛いほどわかる。

それでも、今回の、この仕事を請けることを決めたのは、他の誰でもなく、自分自信。

フィオだけじゃない。皆、とても心配してくれた。辞めたほうが、いいんじゃないかって・・・。

わかっては、いるんだけど・・・。

それでも、請けてしまったのは、もしかしたら心の奥底で、私は・・・・・・・

フルートの手は自然と、見えないように服の下の入れているペンダントを握り締めようとしたが、その手は止まり、その場に下ろされた。

外からは見えないそのチェーンの先には、『彼』からもらった、金色に輝く細い棒状のイヤリングがあった。














短編が無理そうだったので、久しぶりに本編UP.
前に更新したのが1月だそうで。
今は何月だ?8月に入りましたねw
あ、でも2章はこの後もうあんまりストックないんだよねぇ。(ぇ
1章早く終わらせなくてはっ
今アクアヴェイルのモリュウでジョニーと会ったところまでです。

話戻って、今回はフィオとフルートの2人しか出てきませんでしたね。
いや、小鳥はいたけど。
しかも何か、絶対わかんないような話ばっかりで読者置いてけぼりですねw
しゃーねぇんです。私の小説、オリジナル要素ちょっと強すぎて・・・。
しかも結構不確定で。(コラ
がんばります。ハイ。



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【2008/08/01 07:48】 | 本編小説(2章) | コメント(1)
第12話 『・・・似て、ますね』
翌朝、一行はアイグレッテ港へ向かった。

「ウッドロウ王ってさ、どんな人なんだろう!?」

「ま、英雄王と呼ばれるほどの方だ。ただ者じゃないのは、確かだな」

興奮した様子で瞳をキラキラさせながら言うカイルに、ロニもまんざらでもなさそうに返す。

しかしリアラは、落ち着かない様子でペンダントをいじりながら呟いた。

「今度こそ、本物の英雄だと、いいのだけど・・・」

「会えばわかることだ」

対してジューダスは冷静だった。

まぁ、先の旅でその“英雄王”を知っていて、ほぼ世界中を周っているのだから、ホントに今更だろう。

「そんなことより、チケット買わなくてもいいのですか?」

「あっ、すっかり忘れてた!早いとこ買いに行こう!」

フルートが何ともなしに言うと、カイルは1人走り出した。

「おい!待てよ!」

それにロニが追い駆け、リアラ、フルート、最後にジューダスも続く。





「ねぇ、おじさん。黒髪で青い目してて、クール装ってる10代半ばのお姉ちゃんしらない?エルムに探してきてもらおうと思ったら、コイツ昨日帰ってきたばっかりなのに、また遣わせる気かって、文句ばっかり言うんだよ」

チケット売りのおじさんのところへ行くと、12,3くらいと思しき奇妙な格好をした少年が、肩にモモンガのような小動物をのせて、そのおじさんへ話しかけていた。

服装自体も見慣れない奇妙さを持つが、若草を思わせる少し癖のある髪に、右腕に輝くコバルトグリーンの少し大きな宝石と、それを強調するように点々と並ぶ色鮮やかな小さな宝石がはめ込まれた金色の下地のブレスレットが特徴的だった。




「何、あの子?」

カイルが頭に「?」を浮かべながら一行へ振り返る。

「放っておけ」

ジューダスは興味なさ気にそう言ったが、一歩後にいたフルートは目を見開く。

「どうしたの、フルート?」

それに気づいたリアラが声をかけると、フルートは我に返ってその少年に近づいていく。

すると少年の肩にのっていたモモンガがキーキーと甲高い声を出した。

少年が振り返るのとフルートがあの分厚い本で少年の頭を殴りつけるのは同時だった。

「いってぇ~~~~」

「ふ、フルート?」

少年は痛みに頭をおさえ唸り声を上げ、4人は思っても見なかったフルートの行動に唖然とした。

「何やってるの?」

フルートはどちらも気にせず、少年に声をかける。

「うぅ~、だって、伝言残したは良かったけど・・・」

(今は“フルート”よ)

(・・・わかった)

「・・・フルートが次どこに行くのか知んないことに気づいてさぁ、とりあえずどこに行くにしてもココには来るかなって思って・・・」

少年が“ミナ”と呼ぶ前に精神で語りかけ了承が届く。

少年の言葉は不自然にならずに進んだ。

フルートは1つ溜息をつく。

するとそれまで少年の肩にのっていたモモンガがフルートの肩へ飛び移る。

「久しぶり、エルム。お疲れ様」

「・・・仕方ないだろ?こっちについたらすぐに連絡寄こせって、姉さんが念押しするんだから」

まぁ、いわば初めての『お遣い』、みたいなもんだしね。




「あ、あのさ!フルート、知り合い?」

目の前のいつまでも続きそうな光景に焦れたカイルが声をかける。

フルートが振り返ると、4人とも何とも言えない表情をしている。

「えぇ。彼は、フィオ。・・・弟、みたいなものです」

「へぇ~、フルートって弟いたんだね」

「いやいや、待てよカイル。『みたいなもの』ってことは、違うだろ」





「・・・・・」

『・・・似て、ますね』

雰囲気はまるで別人のようだが、時々ふと見せる仕草や言動は、彼女を思わせてならないのだった。

「昨日だってそうだ。・・・本当に、アイツのようだった。それに、フィリアとも・・・」

『坊ちゃん・・・』




「ジューダス、何をしているのですか?早くしないと船が出てしまいますよ?」

はっとして顔をあげると、フルートが無表情で少し離れたところにいた。

その隣には、先ほどの子供もいる。

どうやらあの子供も一緒に行くことになったらしい。

なにやら睨まれているようにも見える。

ジューダスは一人溜息をつくと、船に乗り込んだ。















別にキリがいい、というわけでもないんだけど、一応ここで一区切り。
ちょっと短めか? まぁいい。(笑

テストオワタ\(^o^)/

というわけで、ちょっと久しぶりの本編更新です。
前に更新したのが12月だから、今回はそんなに空かなかったw
あれ?ここってこの小説メインのはずだったのに・・・
小説メインのブログなのに小説が少ないうえ更新率低いって・・・

ゴホンッ!

さてさて、新キャラが出てきましたね。
オリジナルですがw
やっと出せた・・・。
まぁ、これからですよ。これからw
どうなるか分かったもんじゃないですけどねw

ちょくちょくは更新しますんで、どうかお付き合いくださいm(__)m







【2008/01/25 14:49】 | 本編小説(2章) | コメント(0)
第11話 「お前は、本当に“フルート”なのか?」
もうすっかり夜の帳の降りた世界では、月明かりと星の輝きだけが支配している。

頬をすり抜けていく夜風は、肌寒さすら感じさせた。

温暖なセインガルドでも、春はまだ夜の気温が低い。

その風にさらわれて乱された黒髪も、通り過ぎるとゆっくりと元のように整う。

屋上に出たフルートは、何をするでもなく、手すりにもたれかかった。

「ねぇ、アミマーニ」

『どうしたの?』

小さく呼びかけると、どこからともなく声が応える。

「フィオ、大丈夫かしらね・・・」

『エルムもついてるわけだし、さすがに大丈夫なんじゃない?』

どこからともなく舞い降りてきた宵闇色のインコのような小鳥は、フルートの伸ばした人差し指に静かにとまる。

それより、と軽い口調から一転、真剣な声で続けた。

『わたしは、ミナのほうが心配だよ』

小鳥は本当に心配しているのだろう。

首をかしげて覗き込んでくる。

フルートは小鳥の本心からの優しさに、わずかに笑みを浮かべた。

「私は、大丈夫だよ。・・・まだ」

変わってしまった。

初めて会ったときと、同じ季節。

でも、全てが変わってしまった・・・。

・・・今宵が同じ満月でも、今宵が朧月でないように。

スッと夜の冷たい空気で肺を満たして、静かに音を紡いだ。





「こんな時間に、何をしている?」

突然背後から聞こえた、耳に慣れすぎた声に、フルートの肩はビクリと揺れた。

宵闇色の小鳥も、闇に紛れるようにしてサッと飛び立つ。

・・・彼には、きっと見えなかっただろう。

「あなたこそ、こんな時間にどうしたのですか?」

努めて冷静な声で、うるさい鼓動に聞こえないフリをして、フルートは振り返った。

「明日は朝一の船でスノーフリアへ行くのだろう?そんな格好で、風邪でもひいたらどうするつもりだ」

黒衣をまとい、奇妙な骨の仮面をかぶった少年だった。

ああ、キミは昔と変わらないね。

あの頃のまま、優しいキミ。

「・・・心配、ですか?」

違うのは私だけ、かな。

素直にありがとう、と笑えない今の私。

こんなにも2年前に――この世界の時間軸では、20年前か――似たシチュエーションなのに・・・。

声が震えないように、冷たく、冷静な“フルート”を保つ。

彼にわからないように、自然を装って背後の手すりにつかまる。

“ミナ”を出してはならない。

「・・・・・・・」

ジューダスは何も言わずに、フルートの隣に立って、満月の昇る夜空を見上げた。


「さっき、歌っていただろう」

沈黙を破ったのはジューダスだった。

フルートは思わず目を見開く。

「聞いて、たんだ・・・」

思わず口をついて出た呟きは、小さかったが、隣にいた彼には聞こえていた。

やはり変わったのは自分か。

昔は、自然と風の声が聞こえたから、歌いながらも彼の存在に気づいた。

今は、コントロールしてしまっているから・・・。


「お前は、本当に“フルート”なのか?」

まっすぐにフルートを見据えるジューダスの視線は、逸らすことを許さなかった。

奇妙な仮面の隙間からは、綺麗な紫水晶の瞳が月明かりの下ではっきり見える。

この瞳をこんなに間近に見たのは、本当に久しぶりだった。

今はその瞳に、期待の色が窺える。

鼓動の音が余計に大きくなる。

でも、ここで応えるわけには、いかなかった。

「私は、“フルート”です。・・・“ジューダス”」

その紫水晶を真っ直ぐ見据えて、突き放すような冷たい声で、言い放った。

彼の瞳は翳りを帯び、「そうか」と彼女から視線をそらす。

「私はもう寝ます。あなたも、お早めに」

これ以上、その瞳を見ていたくなくて、居た堪れない気持ちを理性で抑えて、フルートは身を翻し、屋上から去った。




「・・・ごめんね」

小さな呟きは、誰にも聞かれず、静かな闇の中へ消えた。











あはw久しぶりの本編小説ww
前に更新したのは3月だってw
もう12月ですよw
やっと過去編の初日が書けたから、更新しました。
文面にはあんま関係ないようでいて、自分内では定まんないと書けなかったもんでw
あとは気分と時間の問題。
まだ過去編終わってないんで、コレの続きはまたいつ更新になるか・・・。
1章の書き直しもやってるしねぇ。
まぁ、たぶん、こんなには空かないと思います。・・・たぶん。


今日D2でレベル上げやってたらいきなり戦闘中にフリーズしやがって!
セーブしてなかったから、せっかくの努力が水の泡です・・・(泣
こんなときに思い出すのはEの攻略本(いのまたさんの絵が表紙のバリル城までしか無いヤツ)
のガーネットクロウのインタビューに載ってた
「セーブは小まめにね(笑)」
ってのを思い出します。(ナツイナー
最近そんなバカな失敗ばっかりやってて・・・。
頑張ります。はい。



【2007/12/02 17:36】 | 本編小説(2章) | コメント(0)
第10話 「あなたは一体、何者なのですか?」
それから彼らは、四英雄の1人、英雄王ウッドロウに会うため、ファンダリアの首都『ハイデルベルグ』へ向かうことになった。

しかし、日は既に傾いていたため、その日は宿に泊まる。

だいぶ日も沈み、あとは寝るだけになったとき、結局同室となったリアラが入ってきた。

シャワーを浴びてきたらしく、髪はまだ湿気を帯びていた。

しかしリアラは、入ってきてから、ドアの前に立ったまま動く気配がない。

窓から外を見ていたフルートも、さすがに訝しく思い、振り向いた。

「何か?」

それでもリアラは何かを躊躇うように口を開いたり閉じたりしている。

これがもしエルレインなら、何の迷いもなく率直に聞いてくるのだろう。

いや、訂正。既に『確認』してきている。

エルレインは確固たる自信を自分にもっている。

だからこそ、大胆な行動に踏み切ることもできる。

ゆえに思い込みが激しく、他人の言を聞かないこともあるようだが。

しかしリアラにはその自分に対する自信がないように思われた。

常に自分の力を疑い、そして迷う。

だからこそ他人の声を聞けるが、反面その言に左右されやすいのだろう。



ようやく意を決することができたのか、しかし少々控えめに口を開いた。

「あなたは一体、何者なのですか?」

白い指で握りしめているペンダントは、照明の灯っていない暗い部屋の中で、淡く輝いていた。

月明かりのみがその場を満たす静かな空間では、互いの表情や動きを窺うのにその光で十分だった。

再び沈黙が降りようとしたとき、フルートが再び夜空を見上げた。

「何者、とはどういう意味ですか?」

「・・・あなたは、わたしが何者なのか、知っているのでしょう?」

それは疑問ではなく、確認だった。

思っていたよりもしっかりとした声で、瞳もはっきりとこちらに向けているのだろう。

「そうですね。確かに知っています。女神フォルトゥナの、“2人の聖女”。その片割れ――」

フルートは1つため息をついた。

「あなたが何故、この時代に来たのか、何を探し求めているのか、私は知っています」

背後で、彼女が息を呑むのが伝わってきた。

フルートは気にせず続ける。

「しかし、私はあなたに教えません。それは、あなたが探し、実感し、手にしなければならないモノだからです」

「・・・あなたは――」

「私は“フルート”。それだけです」

今は、まだ・・・。

最後の声は小さく、リアラの耳に届くことなく闇の中へと消えた。











はい。久しぶりの更新ですw
うわ~、もう何時ぶりだよ!って感じっすねぇ~。
ふとやりたくなったからです。
本当はこの次をやりたかったんだけど、次いくとちょっと長くなりそうなんで・・・。
あ~、自分でもキャラがつかめてないから大変ですよ。ホントに。
オリジナルの方と被んないようにしないとねw
こっちが先なのに・・・(涙
それではまたいつかw
【2007/03/20 20:34】 | 本編小説(2章) | コメント(4)
第9話 「どうなさいましたか?」
フィリアの部屋を出て、先に行ったカイルたちを追って参道へ行くと、衛兵2人が一緒にいた。

進入した『賊』を捜している衛兵に見つかってしまって、どうしてこんなところにいるのかと、尋問されているようだ。

そのまま放っておきたいところだが、もうすぐ日も暮れてしまう。

フルート、カイル、ロニは既に宿を取っているが2人増えたので、最低女性2人と男性3人で2部屋に別れることになるだろう。

しかしフルートが取っているのはシングルなので、ベッドは1つだ。

明日は参拝の日のようで、アイグレッテはいつもよりも人が多い。

早くしないと部屋がなくなってしまう。


フルートは1つため息をついて近づいた。



「どうなさいましたか?」

後ろから静かな凛とした声が響いた。

「こ、これは、フルート殿。今お帰りですか?」

「ええ、それより、どうなさったのです?」

「いえ、どうも神殿内に賊が入り込んだらしく・・・そうしたら、この者たちを見つけまして」

視線をカイルたちに移すと、ジューダスの表情はわからないが、3人とも苦笑いしていた。

再び衛兵に視線を戻す。

「彼らは私の知人たちです。宿で待ち合わせをしていたのですが、予定よりも遅くなってしまったので、心配して来たのでしょう」

困ったように微笑んでフルートが言うと、衛兵2人は少々顔を赤らめる。

「そ、そうでしたか!申し訳ございませんでした!」

頭を下げると、衛兵2人は去っていった。


「ありがとう、フルート!助かったよ!」

「いいえ。さあ、日が暮れてしまいますよ」

今度はニコリともせずにその場を後にしようとすると、後ろからジューダスの声が響いた。

「・・・なぜ、かばいだてした?仲間などというウソまでついて」

その問いはカイルに向けられたもののようだ。

フルートに着いて行こうとしたカイルは足を止め、振り返る。

「だって、ジューダスは仲間だもん。かばうのも、あたりまえだよ」

「僕は仲間じゃ――!」

「じゃあ聞くが、あんた、カイルが『仲間だ』って言った時、黙ってたよな?」

否定しようとするジューダスを遮るようにロニが言う。

「仲間じゃないと思ってたら「ちがう」ってハッキリ言うはずだぜ。あんたの性格ならな」

合計してたった数時間で性格を把握するというのは、どうだろう・・・。

ま、コイツらは典型的な性格ではあるのだけれど・・・。

そのとき、ふと視線を感じてそちらを見ると、リアラが何とも言えない表情でこちらを見ていた。

目が合ったと気づくなりさっと視線をはずされてしまったが。

やはり、聖女様には少し気づかれたらしい。

「・・・さっきのように、また、ロクでもないことに巻き込まれるかもしれんぞ」

それでも、いいのか?そう続けたジューダスの声が耳に入り、フルートは再び彼らに視線を戻した。

「英雄は困難を恐れない!むしろ、望むところさ!」

「俺はこんな能天気なヤツと一緒に旅をしてるんだぜ?つまり、最初っからロクでもないんだ。今更、1つや2つ増えたって、かまいやしねぇよ」

「困難に巻き込む、ということなら、わたしも同じだと思います。だから、わたしは気にしません」

三者三様の答えを聞き、フルートも口を開く。

「――ということらしいですよ?あなたの負けです。諦めたらいかがですか?」

「・・・バカ者どもが、あとで後悔しても知らんぞ」

ジューダスも、ため息をつきながらも了承した。









絶対ふざけてるよね。
いきなり9話まとめて更新とか・・・。
さて、次の更新はいつになることやら・・・。
それでは皆さん御機嫌ようw(ぇ
【2007/02/09 18:13】 | 本編小説(2章) | コメント(2)
第8話 そうできたら、よかったのかもしれない・・・。
それまで傍観を決め込んでいたフルートは、目の前の初々しい光景に思わずため息をついた。

しかし、おっとりとした口調が彼女の耳朶に触れる。

「そういうわけですので、フルートさん。あなたも、彼らについて行ってくださいますよね?」

「・・・はい?」

思わずそちらを見返すと、旧友はニッコリと微笑んでいる。

思い返してみると先ほどのセリフは「くださいますか?」というお願いではなく、「くださいますよね?」と既に確認の域に達していた。

長い付き合い、というほど長いわけではないが、彼女の背後に何か黒いものが見える辺りからして、拒否権は与えられていないらしい。

フルートはため息をついた。

「わかりました。私も動向させていただきます」

「えっと、キミは?」

いきなりの展開についてこられなかったのだろうカイルから聞かれ、そういえばまだまともに名乗ってもいなかったことを思い出す。

「彼女はフルートさんです。私たちの友人ですわ。とても博識な方ですので、きっと当てになると思いますわ」

「フィリア」

とがめるようなフルートの声にも、フィリアは動じなかった。

「私たち?」

リアラが聞き返すと、フィリアは微笑んで返すだけだった。

フルートは同時に、先ほどから感じる視線が、さらに険しさを増すのを感じた。

「じゃぁ、とりあえずよろしくね」

カイルがリアラのときと同じように、笑いながら手を伸ばす。

「よろしくお願いします」

フルートは無表情にそう言っただけで、手はとらなかった。

「・・・おい、俺は仲間ハズレか?」

その微妙な空気を察したのか、ロニがちゃかすように言う。

「あ!ご、ごめんロニ、そういうつもりじゃ・・・」

「んじゃ、どーいうつもりよ?きっちり話してもらおうじゃねぇか。俺たちは『仲間』なんだからよ!」

2人のやりとりに耐え切れなくなったリアラが思わず噴出す。

そんな3人を一瞥し、ジューダスはフィリア、そしてフルートに視線を移すと、何も言わずにマントを翻す。

「あっ!待ってよ、ジューダス!」

「このやろ、逃げんな!」

それに気づいたカイルがジューダスを追って、ロニもそれを追った。

しかし、思い出したように入り口で止まり、振り返る。

「あ!フィリアさん、それじゃあ!リアラ、フルート、早くおいでよ!」

前半は未だベッドに身を起こしているフィリアへ。

後半は新たに仲間に加わった2人の少女に向けたもので、フルートは軽く目を見開く。

「フィリアさん、お身体、お大事に!・・・って待てよカイル!」

ロニもフィリアに一礼し、その隙に外へ飛び出してしまったカイルを再び追った。

「それじゃ、フィリアさん。わたしはこれで・・・」

リアラも辞そうとすると、フィリアはベッドに腰掛けるような形で座る。

「リアラさん。聞こえますか?トクン、トクンといっている、私の心臓の音が」

フィリアが胸に手を当てると、リアラはフィリアの胸元に耳をあてた。

そこには確かに、規則的で静かな鼓動が、彼女の時を刻んでいた。

「この音は・・・私の命は、あなたが守ったのです」

「フィリアさん、でも、わたし・・・」

「私がしたのは、止血だけです。あのままでは出血多量で危なかったでしょう」

リアラははっとして、振り返る。

「彼女の命を救ったのは、間違いなく貴方です」

続けると、フルートは小さく微笑んだ。

「あなたには、確かな力がある。人を救える力が・・・。だからもっと、自分を信じてあげて」

言い聞かせるような響きをもった声は、少女の胸に、確かな重みをもって届いた。

「・・・はい!それじゃあ、フィリアさん。失礼します。ありがとうございました!」

力いっぱい頷き、リアラも退出する。



最後には、フィリアとフルートだけが残った。

「・・・不思議な子達ね。リアラ・・・そして、カイル」

「カイルは、あの2人の息子だしね。というか、まるっきりスタンだけど」

「!」

「忘れてた?スタンとルーティの息子のカイル・デュナミスだよ」

今の彼は、まだ、『スタンとルーティの息子』。

『カイル・デュナミス』を見てもらうには、まだまだ幼すぎるだろう。精神的に・・・。

本当に忘れていたらしいフィリアは、驚きに目を見開いた。

「あら!・・・彼女の捜しているものは、案外、近くにあるかもしれませんね」

楽しそうに笑うフィリアをよそに、フルートは真剣だった。

「フィリア、どうして私に彼らと一緒に行けなんて?」

「いやなのですか?」

「そうは言ってない。でも、私は・・・」

「この18年の間に、あなたがどうしていたのか、何をしていたのか、私は聞きません。

しかし、今のあなたは、あの頃にはなかった、何か大きな悩みがあるのでは、ありませんか?」

フルートは思わず息をのむ。

自分には流れていなくて、彼女たちには流れた18年という月日は、彼女をたしかに、少女から大人の女性へと、成長させていた。

リアラに対しての慈愛の笑みのようなものも、この鋭さも・・・。

そう実感すると、なんとなく、寂しい気持ちにはなるのだが。

「わかった。行くわよ」

・・・今は、そのほうが助かる、かもしれない。

フルートは諦めたように肩をすくめる。しかしその口元には、笑みが浮かんでいた。

「ミナさん」

「え?ってうわぁ!ふぃ、フィリア!?」

真名を呼ばれて間もなく、フルートはフィリアに抱きしめられた。

「でも、私も、みなさんも、あなたがいきなり姿を消してしまって、とても心配したんですよ?

・・・・・・リオンさんの、後を追ってしまったのでは、と・・・」

「フィリア・・・」

そうできたら、よかったのかもしれない・・・。

私はできなかった。そのとき、私は、全てを思い出してしまっていたから・・・。

でも、それでも・・・彼女や、みんなに、心配をかけてしまったのだと思うと、束の間の記憶でも、こうして再び逢えたことは、よかったのかもしれない。

「フィリア、ごめん。ごめんね・・・」

ミナは、嗚咽をもらすフィリアの背中を、ゆっくりと撫でた。
【2007/02/09 18:11】 | 本編小説(2章) | コメント(2)
第7話 ずっと無表情だった口元を少し緩めた。
「・・・うん、もう大丈夫。呼吸も落ち着いているし」

「よかったぁ」

とりあえず、フィリアを私室まで運んだ一行は、思い思いの場所で様子を見ていた。

「でも、すごいね、キミ!あれだけの大怪我を、あっという間に治しちゃうなんてさ!」

「・・・すごくなんか、ないわ。フィリアさんを巻き込んでしまった上に、助けることも、できなかった。・・・それに、私の力じゃ・・・」

興奮しているカイルに、少女は目を背けながら応えた。

しかし、最後の声は小さくて、カイルの耳には届いていない。

「で、でも!キミがいたから、怪我を治せたんだよ!そんなに、落ち込むことないって!」

慌ててなぐさめようとするが、少女はさらに落ち込んだようだった。

「・・・あのさ、オレの母さんが言ってたんだけどさ、『反省はするべきだけど、後悔はしなくてもいい』って。

反省は未来につながるけど、後悔は過去に縛られてるだけなんだってさ」

少女には何が言いたいのかよくわからなかったらしく、小首をかしげている。


ほんの数日前に会った旧友の顔を思い浮かべて、フルートはずっと無表情だった口元を少し緩めた。


「っ」

フルートと同じく、カイルたちから一歩下がったところで様子を見ていたジューダスは、その表情がよく見知っていた少女と重なり、思わず息をのむ。

しかし、そんなはずはないと頭を振る間に、その笑みは消えていた。

「その人の、言うとおりですよ」

「フィリアさん!」

いつの間に目を覚ましたのか、フィリアが起き上がろうとしていた。

フルートはすぐさま近寄り、手を貸す。

ゆっくりと上半身を起こさせたフィリアは、視線で大丈夫かと聞いてくるフルートに、小さく微笑む。

「大司祭様が、『神の眼』を奪い、世界を支配する野望に荷担した。しかも、私も知らずに手助けしていた・・・」

フィリアはまっすぐにリアラを見つめながら、過去を振り返る。

「そのことを知った私は、それまでの自分を後悔し、ただ、泣いていました」

「そんな私に、スタンさんは『泣いてるだけじゃダメだ』といって、手を差し伸べてくれたんです」

長い金髪と同様にキラキラと輝く懐かしい笑顔がフィリアの頭をよぎる。

昔抱いたほのかな想いを思い出し、それを知っていた旧友から、かくすように眼鏡をクイと直した。

「後悔は、何も生み出さない。そのことを、あの人が教えてくれたから、今の私が、あるんです」


「・・・・・泣くどころか、『神殿の汚点を排除する』つってたし・・・(ボソッ」

「フルートさん、何か?(黒い笑み」

「いえ」

フィリアはフルートにだけに見せたオーラを消し、少女へと振り返る。

ちなみに上の会話は聞こえていない。

「残念ながら、英雄に会うための術は、私にもわかりません」

「そう、ですか・・・」

「ですが、あなたに必要なものなら、わかります。」

項垂れていた少女は、その言葉にはっと顔をあげる。

「仲間、です。私にとっての、スタンさんや、ルーティさんのような人たちです」

フィリアは一瞬視線を傍らの旧友に向けて、優しい微笑みを浮かべながら続けた。

「彼らは、自分さえ信じられなかった私の力を、信じてくれた・・・。だから、私も前に進めた」

それはまさしく聖母の笑みと呼ばれるものだった。

「そんな人たちが、あなたにも、必要だと思うんです」

「仲間・・・」

少女は、自分に言い聞かすように繰り返した。

「父さんや、母さんのような・・・」

カイルは、少し考えるように黙り込むと、少女に向き直る。

「よし!オレがなるよ!」

「えっ?」

「オレが、キミの仲間になる!ずっとず~っと、一緒にいる!決めた!!」

目をキラキラさせて、カイルは胸を張る。

「いっしょにいれば、オレが英雄だってこと、キミにもきっと、わかるしね!」

少女は戸惑い、フィリアに助けを求めるような目を向けた。

「フィ、フィリアさん、わたし・・・」

「答えは、もう出ているのでしょう?なら、あとは何をすべきか、わかっているはずですよ」

フィリアに促されて、少女はカイルに振り返った。

「・・・わたしと、いっしょに来てくれますか?」

「もちらん!聞くまでもないことさ!!」

少女は少し顔を赤らめながら、つぶやいた。

「ありがとう・・・」

「そうだ!キミのことは、なんて呼べばいい?いつまでも『キミ』じゃあね」

「・・・リアラ」

「リアラか・・・改めて、よろしく、リアラ」

「・・・うん!よろしくね、カイル!」

元気よく差し出された手を握り返し、微笑む。
【2007/02/09 18:11】 | 本編小説(2章) | コメント(0)
第6話 「見つかったら困るでしょう?」
「っ!あなたは、一体・・・」

「・・・・・」

リアラが息をのむのが聞こえたが、フルートは聞こえないふりをして沈黙を通した。




「受け取れ、カイル!」

そのとき、聞き覚えのある声に、思わず顔をそちらに向けると、想像通りの、骨の仮面をかぶった黒衣の少年が、カイルと呼ばれた金髪の少年に剣を投げてよこすところだった。

その剣で、カイルは勢いよく筋肉ダルマに突き刺す。

「・・・ククク。我が餓えを満たす相手が、この世にいようとはな・・・」

刺されたというのに、余裕の笑みすら浮かべた筋肉ダルマは、一歩下がって自ら刺さった剣を引き抜いた。

血がしたたり、床に赤い水溜りをつくっていく。

「我が名は、バルバトス・ゲーティア。カイル・デュナミス・・・。その名、覚えておこう!」

そういい終わると、同時に、再び黒い光が現れ、それが消えたときには、その男は既にいなかった。

「や、やった・・・。そうだ!フィリアさんが!!」

思い出したように勢いよく振り返ったカイルは、そこに見慣れぬ少女がいることに気づいた。

「あれ、キミは・・・?」

「お美しいお嬢さん、ここで逢ったのも何かの縁、いや、これぞ運命!どうです?2人で愛をはぐくむ旅へとでかけませんか?」

神速といってもいいほどの速さで弟分の頭をぶん殴り、銀髪の青年ロニはフルートの前へと来て手を取る。

「どうか、あなたのお名前を教えてください」

いやだなぁ。かかわりたくないなぁ。

つかコイツ、年下には興味ないって言ってなかったっけ・・・。

昔は可愛かったのになぁ。どこで教育を間違ったんだろう・・・。

18年前のことを思い出し、フルートは心の中でため息をついた。

視界のはしに映った黒衣の少年、ジューダスを見る限り、表情こそわからないが、似たようなことを考えているのかもしれない。

フルートは心の中で、再びため息をつく。

もういいや。ほっとこう・・・。

「近くに、彼女の私室があります。そこへ運びましょう。騒ぎを聞きつけて、兵たちが来る可能性も、ありますから」

さりげなく手を振り払い、1人ゆっくりと近づいてきたジューダスに告げた。

「あ、あのぉ・・・」

「私は問題ありませんが、あなたたちは言わば不法侵入者」

「すみませぇ~ん?」

「見つかったら困るでしょう?」

「そうだな。おい、そこの木偶の坊、フィリアを運んでやれ」

「お、オレって、一体・・・」
【2007/02/09 18:10】 | 本編小説(2章) | コメント(0)
第5話 「あ、あなたは…!」
「神の眼を砕いたという、四英雄が一人・・・フィリア・フィリスだな?」

黒く禍々しい光とともに姿を現した大男は、一人の少女と話をしていたフィリアを見咎めると、目を細める。

男は褐色の肌に青い長髪、筋肉のついた強靭な肉体は服ごしにでもわかる。

その手には大きな斧を持ち、軽々と肩にのせていた。

「あ、あなたは・・・!?」

フィリアはとっさに少女をかばいながら、男に目を向ける。

「死に逝く者に名乗ったとしてもムダだ・・・覚悟!」




フルートは知識の塔から直接回廊を渡り、大聖堂の2階へと出た。そのとき、

  ガキィーン!!

剣と剣があわさるあの金属音が鼓膜をつく。

手すりから下を覗き込むと、そこでは金髪の少年、銀髪の青年が、大男と戦闘を繰り広げていた。

フルートは内心舌打ちをしたくなった。

もう筋肉ダルマ2世が来てるじゃない!

私がここにいること、エルレインに知られたくないし・・・。

しかたがないわね。


フルートは気配を消し、静かに下で少女に支えられているフィリアに駆け寄った。

「あ、あなたは…!」

いきなりどこからか現れた(ように思った)自分と同じか少し上くらいの彼女に、少女は栗色の瞳を大きく見開く。

「彼女の知り合いです」

フルートは短く答え、さきほど見つけたばかりの本を左手で開き、右手をフィリアの傷口にかざす。

「      」

フルートが何事かを小さくつぶやくと、淡い光が傷口を包み込み、止め処なく溢れていた血がゆっくりと止まった。

それと同時に、少女のペンダントが輝いた。
【2007/02/09 18:02】 | 本編小説(2章) | コメント(0)
第4話 「これでよし」
知識の塔3階

ミナはとある本を探していた。

「もう、どこにあるのよ・・・」

実は探し始めて既に2時間経過した。

”知識の塔の3階”としか言わなかった彼に、心の奥で小さくグチをこぼす。

(こんなにたくさんある中で、たった1冊だけを探すなんて、普通にムリでしょー)

フィリアは10分ほど前に、夕べの祈りのために大聖堂へ向かった。

ミナは今1人しかいないことを確認し、胸元のペンダントを握り締める。

なんの装飾もない、月光を凝縮したかのような色のそれは、淡い光を放ち、部屋中に溢れた瞬間、共鳴するように1冊の本が光を放った。

そしてペンダントから手を離すと同時に光は収まる。

唯一光を放ったその本を抜き取ると、それは茶色い革張りの表紙に金色の細い装飾をほどこした分厚い本だった。

数ページぱらぱらとめくると、そこに書かれていた文字は、普通の人が見ても理解できるものではない。

とあるページでめくるのを止め、今まで首にかけていたペンダントをはずし、そのページの上にかざす。

小さく何事かをつぶやくと、再び本が光り、ペンダントはそこに吸い込まれるようにして消えていった。

「これでよし」

そしてミナはフィリアにお礼を言うために大聖堂へと向かった。
【2007/02/09 18:02】 | 本編小説(2章) | コメント(0)
風水月


分岐したブログからメインを経て、放置から一応復活。 なので更新不定期。 主にテイルズとか、SHとか、オリジナル小説とか、夢小説とか、鬱日記とか…etc

プロフィール

月夜

Author:月夜
一応女子大生(笑)になりました。
テイルズ(特にオリDのリオンとジューダス)が好きでアニメや漫画が大好きなSHローランです。
ちなみに更新率は再び極めて低くなることと思います。
そうです。いつもですがスランプ絶好調です←
創作活動としては、オリジナル小説1つと、TOD&D2のリオン&ジューダス相手の夢小説(一部非公開)と、友人とやってる共同オリジナル小説(非公開)です。

一応声優志望なのですが、どうにも地元から脱出しそこねて、いろいろ大変なことになっています。

このブログを今後更新するときはもしかしたら鬱日記が多くなるかも…。

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