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第10話 「あなたは一体、何者なのですか?」
それから彼らは、四英雄の1人、英雄王ウッドロウに会うため、ファンダリアの首都『ハイデルベルグ』へ向かうことになった。

しかし、日は既に傾いていたため、その日は宿に泊まる。

だいぶ日も沈み、あとは寝るだけになったとき、結局同室となったリアラが入ってきた。

シャワーを浴びてきたらしく、髪はまだ湿気を帯びていた。

しかしリアラは、入ってきてから、ドアの前に立ったまま動く気配がない。

窓から外を見ていたフルートも、さすがに訝しく思い、振り向いた。

「何か?」

それでもリアラは何かを躊躇うように口を開いたり閉じたりしている。

これがもしエルレインなら、何の迷いもなく率直に聞いてくるのだろう。

いや、訂正。既に『確認』してきている。

エルレインは確固たる自信を自分にもっている。

だからこそ、大胆な行動に踏み切ることもできる。

ゆえに思い込みが激しく、他人の言を聞かないこともあるようだが。

しかしリアラにはその自分に対する自信がないように思われた。

常に自分の力を疑い、そして迷う。

だからこそ他人の声を聞けるが、反面その言に左右されやすいのだろう。



ようやく意を決することができたのか、しかし少々控えめに口を開いた。

「あなたは一体、何者なのですか?」

白い指で握りしめているペンダントは、照明の灯っていない暗い部屋の中で、淡く輝いていた。

月明かりのみがその場を満たす静かな空間では、互いの表情や動きを窺うのにその光で十分だった。

再び沈黙が降りようとしたとき、フルートが再び夜空を見上げた。

「何者、とはどういう意味ですか?」

「・・・あなたは、わたしが何者なのか、知っているのでしょう?」

それは疑問ではなく、確認だった。

思っていたよりもしっかりとした声で、瞳もはっきりとこちらに向けているのだろう。

「そうですね。確かに知っています。女神フォルトゥナの、“2人の聖女”。その片割れ――」

フルートは1つため息をついた。

「あなたが何故、この時代に来たのか、何を探し求めているのか、私は知っています」

背後で、彼女が息を呑むのが伝わってきた。

フルートは気にせず続ける。

「しかし、私はあなたに教えません。それは、あなたが探し、実感し、手にしなければならないモノだからです」

「・・・あなたは――」

「私は“フルート”。それだけです」

今は、まだ・・・。

最後の声は小さく、リアラの耳に届くことなく闇の中へと消えた。











はい。久しぶりの更新ですw
うわ~、もう何時ぶりだよ!って感じっすねぇ~。
ふとやりたくなったからです。
本当はこの次をやりたかったんだけど、次いくとちょっと長くなりそうなんで・・・。
あ~、自分でもキャラがつかめてないから大変ですよ。ホントに。
オリジナルの方と被んないようにしないとねw
こっちが先なのに・・・(涙
それではまたいつかw
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【2007/03/20 20:34】 | 本編小説(2章) | コメント(4)
風水月


分岐したブログからメインを経て、放置から一応復活。 なので更新不定期。 主にテイルズとか、SHとか、オリジナル小説とか、夢小説とか、鬱日記とか…etc

プロフィール

月夜

Author:月夜
一応女子大生(笑)になりました。
テイルズ(特にオリDのリオンとジューダス)が好きでアニメや漫画が大好きなSHローランです。
ちなみに更新率は再び極めて低くなることと思います。
そうです。いつもですがスランプ絶好調です←
創作活動としては、オリジナル小説1つと、TOD&D2のリオン&ジューダス相手の夢小説(一部非公開)と、友人とやってる共同オリジナル小説(非公開)です。

一応声優志望なのですが、どうにも地元から脱出しそこねて、いろいろ大変なことになっています。

このブログを今後更新するときはもしかしたら鬱日記が多くなるかも…。

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