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テスト返却2日目(にして最終日)

でした。

今日は昨日帰ってきた3教科以外のが全て一気に返ってきたんですがね?

平均点は67.8くらいでした。

数学はもう完全に死んでましたよ。

52と57って・・・。

英法が一番悪くて50点。

クラス編成でA1って書かれてたときはマジで何言ってんのコイツ、って思った。

でもはっきり言って、A1で私がやっていけるわけがないんだよねぇ。

A1って、頭いいヤツばっかじゃん?

そんなとこにギリギリでも入りたくねえよ!

なんで自分からそんなメンドイことしなきゃなんねぇんだよ!!

英解だけちょっと頑張ったのが仇になったかっ。

鶏口牛後だよね・・・orz




でも現文が76あったのが奇跡っぽかった。

だって現文だよ!?あの先生だよ!?

ちょっと自分を褒めたくなった。

英法を犠牲にしてセミナーを解いてた化学は、とりあえず68。

まぁ、思ってたよりはよかったことにしておく。

世界史・日本史・地理、論外。

社会キライ!

まぁ、一応全部65,6だったからいいけど。







一番驚いたのが生物。

なんと98点!!

しかも学年トップというではありませんか!!

こんな偉業は生まれて16年ともうすぐ1ヶ月の中で初めてです!


と、感極まって叫びたいところなのですが。

ちょと考えてみると、頭のいい方々のほとんどが物理をとっていらっしゃるんでしたw

そしてもう1つ。

実は大門1の最初の方に、わかんなくって何も書かずに出した問題があったのです。

あの、ほら、人名のヤツね?

でも、先生はそれをスルーして、ちょっと何やってんの!?的なやっぱりあった凡ミスで2点減点されただけだったりw オイ

ほんとは学年トップ、別の人のような気がしないでもなかったり。


でも昔から貰えるモンは貰っとく主義なんで、ありがたく点数は頂戴いたしました☆ (最低

だって、そうしないとマジで平均ヤバイし・・・。(言い訳



というわけで、かなりの点数差を出しながら、平均点だけ見ると、普通以外の何者でもない感じ。


ま、とりあえず、こんなとこですかな。
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【2007/05/31 20:17】 | 日記 | コメント(0)
テスト返却

がありました。

数学が撃沈。

古典はまぁ、先生が先生だから、こんなもんでしょう。

英解が奇跡的に高得点!(でも英法で撃沈確定。

数学(後)は絶対撃沈。前半の比ではないと予想。

現文論外。

化学死んだ。

生物が一体どこまで持ちこたえられるか・・・。



しかも、クラスが習熟度別で分かれてる教科があって、テストも別っぽいから、点数が激しく違う。

なのにその点数がそのまま影響して順位がつくという。

ヤバイよね。

確実に。

ただでさえ、今のクラスの下にいるのに・・・。

つか、このままだとクラス落とされそうで怖いんすけど。


はぁ、一回でいいから、数学80点代とかとってみたいよ。

夢のまた夢だね。







午後。

歌舞伎を見ました。

前半は頑張ってみてたんだけど、後半寝ちゃいましたw(ォィ

いやぁ。ああいうのは見てると眠くなるんだから、仕方ないって。



それが終わってから、サラ・枝ノ月と3人で大街道・銀天街あたりをうろついてました。

結局何も買わなかったけど、ラ○ォーレが面白かったw
【2007/05/30 20:44】 | 日記 | コメント(1)
しゅーりょー。

いろんな意味でな。

はい。もちろん死んできましたよ。

でもこれでテスト終わりです。

今日の午後はゆっくり遊べます。

って言っても、今日は家ですが。


友人の中には今日これからカラオケ~とか、遊びに行く人もいるようですが。

私は日曜に行きます。またサラとw

今度は晃輝も来るかもしれないけどw

そしたら今度は3人でカラオケだーーー!!

またきっと暴走しちゃうよね☆



明日は学校でなんか市民会館に歌舞伎見に行くそうです。

現地解散。


歌舞伎ってあんま興味ないんだけどなぁ。

ああいうの、見てるほうって結構眠いんだよねぇ。


ちなみに、クラスの中に何人か、誤解している人もいるようですが、

日舞と歌舞伎は違います。

歌舞伎は『演劇』ですが、日本舞踊は『舞踊』、つまり舞いと踊りです。


=歌舞伎のことなんて知りません!!
【2007/05/29 13:48】 | 日記 | コメント(1)
3時に昼飯

数学オワタ。

日本史もな。




今日はテスト後、サラが明屋に行くというので付きあいました。

その前にローソンによると、枝ノ月と合流。

3人で明屋へ。

なんとなくぶらぶらしてたら、気がついたら2時。

連絡も入れていなかったし、さすがにコレはヤバイと思い、2人をちょこっと急かして帰宅。

2:30帰宅。お風呂。

3:00昼食(おやつではありません)




てな具合でw

明屋、面白かったよ~。

最初は漫画とか小説とかそこらへん見てたのに、最終的には誕生日のなんかとか、話題的にはなぜかハリポタの話とか。






明日は英法と化学。

どちらも死んだな。(はやっ

...続きを読む
【2007/05/28 15:41】 | 日記 | コメント(1)
だりぃ

テスト中ってイヤだよねぇ。

別にマジメに勉強するわけでもないのに、精神削がれていくみたいな感じで。

ストレス溜まるし。

なんか急激に十二国記が見たくなってくるのは何故だろう。

今日は一応学校行ったんですよ。

生物のヤツ。

ほとんど2時間プリント解いてただけだけど。

一応できたっちゃあできたけど、テストで出てきたら頭こんがらがっちゃいそうだよ・・・。

そうそう、相互作用の「抑制」はでないらしいです。

聖夜のクラスで説明してなかったらしくて。

行ってよかった~って少し思ったけど、考えてみれば大した問題じゃなかったり。

ココ知ってる面子で生物なのは、サラと晃輝だけだったっけ?

2人ともいなかったけど。

サラ昨日は行くって言ってたのにぃ~~!!

とか少々思いつつ。





小説更新はテストが終わってからにしよう。

あれこれ時間がかかるっていうか、PCできる時間が限られてて、小説打ってる時間がもったいなかr(ry

ゴホン。

それでは皆さんさようなら~。
【2007/05/27 13:04】 | 日記 | コメント(0)
枝ノ月にサンホラのCDかりたw
のは一昨日(?)のことだったんだけどねw

いや~、びっくりしましたよ。

歌詞カードがほとんど意味ナイなんてww

歌(?)は、「焔」だけ知ってた。

「見えない腕」はちょっと怖かったなぁって思ったんだけど、なんとサラに貸したほうのはもっと怖いらしい。

うわぁ・・・。

アレの歌詞を覚えるなんて、一体どんだけ・・・。






最近「風の聖痕」にハマッてますw

なんか、読んでて楽しいよね。ちょっと表現がグロイこと多いけど。

でもちょっとした動作とか、服装とか、戦闘とか、表現がうまいなぁって。

やっぱプロだよね。

私もちょっとお勉強が必要ですかね。

いっつも苦手ってばっかり言っててもしかたないし・・・。

とりあえず、ファッションだけでも少しお勉強しましょうか。

じゃないと書けない、進まない・・・。

そんなファッションってわけでもないんだけど、普段着てる物で、何を何というのかがさっぱりわからない。

そのくらいは、やっぱり、ねぇ?





そうそう、昨日本当に久しぶりにトリスタ行きました。

レベルは上がってないんだけどねw

でも、まぁもうすぐかなぁってw

テスト明けたらちょっと頑張って育ててあげようかなぁ。
【2007/05/26 17:41】 | 日記 | コメント(3)
ただの日記

テスト?そんなの知りませんよ。

普通に死んできましたよ。

暗記科目ばっかりでもう逝っちゃってくださいよ。





妖怪占いしてきました。

私は「子泣きじじい」タイプでしたよ。


特徴:悲観主義者⇔老人



○基本性格

笑っていてもどこかマイナス妖気を周囲に振りまきがちな
子泣きじじいタイプのアナタ。
長い長い人生を生き抜いてきて、世間の荒波にもまれまくった疲労感がじわりじわりとにじみ出ている子泣きじじいと同じく、アナタは人生の哀愁をどっぷりと感じさせる存在です。

 マイナス妖気の発生源は、アナタの心の中にいつも渦巻いている底知れない不安でしょう。

 「新人の猫娘ちゃんに、一昨日ちぃとばかしキツイことを言ってしもうたかもしれん。傷つけてしまったかのぅ……ワシのこと、恨んでるじゃろうな……」「ああ……きっとこの業界は構造不況じゃ……もう、リストラされるのも時間の問題かのぅ……こんなワシを、もうどこも雇ってくれんじゃろう……」とちょっとしたミスや心配ごとを、いつまでもクヨクヨと悩み続けます。

 実際にはアナタが心配するようなことは何一つないのに、心配せずにはいられないのです。もう「心配してないことが心配」というレベルにまで到達していると言っていいでしょう。

 そんなアナタを一言でいうと「永遠の神経性胃炎患者」。心配しすぎて胃が荒れてませんか? 妙に胃腸薬に詳しくないですか? なぜか数種類の胃腸薬を所持していませんか?

 そして自分のそうした気の小ささに、ますます胃を痛めてしまいます。

 一体どうしてそこまでの心配症になってしまったのでしょうか。それはアナタの頭が非常にシャープであることに原因があるのです。

 アナタは幸福と不幸は同じ分量だけ自分にふりかかってくると思っている、極端な確率主義者です。普通の妖怪は良いことがあると「お、俺様にもようやくツキが回ってきたな。このまま一生ブイブイいわせたるわい!」と調子に乗って人生を台無しにするのですが、アナタはその反対で、「いいことの後には必ず悪いことがあるはずだ」と考え、後にやってくる不幸を思ってブルーになってしまうのです。よく言えば慎重ですが、悪く言えば悲観主義でノイローゼ一歩手前といったところでしょう。

 そのため、何をするにも「最悪な事態」を想定して行動に移ります。特に勉強や仕事面では、他妖怪に迷惑をかけてはいけないという思いが強いので、下準備には余念がありません。それどころか最悪な事態のフォロー策まで用意してから本番に臨みます。

 このように用意周到で完璧な根回しをするので、アナタはめったに失敗しません。もし失敗したとしても、最小の被害で済ます才覚を持っています。

 ちなみに他の妖怪は成功した時に喜びますが、アナタの場合は被害が最小で済んだときに大喜びする傾向があります。





○金銭運

ユニクロでOKの倹約型

 子泣きじじいのアナタは小銭が大好きで、たとえ1円でも捨てたりしません。倹約主婦がしているような生活節約術を実行して、1ヶ月で電気代を125円浮かせることに無上の喜びを感じるタイプです。コツコツとお金を貯めずにはいられません。そのため預金通帳の数字は着実に増えていきます。

 でも貯めて使いません。使うのがもったいないのです。たとえ10億あっても基本的に質素な生活を営むのが好きなので、食事はダイエーの閉店間際に半額で買った食材で自炊、服はユニクロやファッションセンターしまむらで充分だと思っています。

 本人はあの世とか霊魂だとか輪廻という考えがないので、いずれは貯金を使い果たそうと思っています。そのために、あるていど年をとってから清水の舞台から飛び降りるようなつもりで大きな買い物をしようとする傾向があります。でも、体に染みついてしまった倹約癖のせいで、それができません。例えば、そろそろベンツは無理でもボルボくらいと思って外車ディーラーに行きますが、実際に買ったのは型落ちしたスバルの軽自動車。しかも税金が安いバンタイプを選んでしまったりします。もう、どうしようもないですね。

 結局、老年になってから有り余ったお金を目の前にして右往左往し、お金を使い切らずに他界。そして財産は国庫に納まるなんてことになります。

 アナタがお金を使い果たすには、悪妻かバカ息子をもつかしかありません。そうすればアナタが本当に困るくらいに金を使ってくれます。




○妖怪開運術

開運カラー:緑

開運スポット:パソコンショップ・郵便局・銀行

開運アイテム:万歩計・色鉛筆のセット・絵本・すし屋の湯飲み

開運ファッション:アウトドア系ファッション・シルクの下着・眉毛をカットして整える

開運活動:ウォーキング・ぬるめのお湯で半身浴・ストレス発散は大泣きで




○相性のよい妖怪ベスト3

 1位:砂かけばばあ
    落ち込んだアナタを優しく包み込んでくれる存在。結婚したら老後は安泰の二人。

 2位:子泣きじじい
    意気投合するけど、お互い慰め合っている悲しい関係。周囲で見ているほうが辛い。

 3位目:玉おやじ
     アナタの堅実な面を尊重してくれて、悲観的な面をフォローしてくれる存在。




ちょっと、どうなんすかコレ。

開運アイテムに寿司屋の湯飲みって・・・。

つか、う~ん思い当たる節がないわけでもないのだが、でも私失敗しまくりですよ?
【2007/05/25 14:59】 | 日記 | コメント(2)
明日からテストだねぇ・・・

第9話


「セラル!?」

いきなり光に包まれたアルフェルは、驚いて振り返った。

少し離れたところから、胸元の水晶を輝かせたセラルが歩いてくるのが見える。

水晶には、これでもかと輝き主張するきれいな『白い花』が咲いていた。

セラルは真っ直ぐネリクのほうへ向かう。

「セラル、危険です!」

「大丈夫よ」

彼女はそう笑うと、倒れているネリクの傍らに腰を下ろした。

『影』のネリクにとって、この『光』はそうとうキツイだろう。

彼女はネリクを軽く揺すり起こす。

「うん・・・」

目を覚ましたネリクは、目の前にセラルを認めると、目を見開いた。

「おまえっ!」

「ごめん。ネリク君・・・」

しかし、セラルは今にも泣きそうな声で、そう言った。

「みちゃった・・・。ごめん・・・」

「・・・なんだよ・・・」

セラルの胸元に輝く『花』を見て理解し、ネリクは視線を背けた。

「・・・『花』、咲いたんだね」

「うん・・・」

「やっぱり、姉ちゃんが、『月の姫』、なんだ・・・」

「あんまり、実感なかったんだけどね」

苦笑するセラルの後ろで、アルフェルが複雑な表情をしているのが見える。

こいつらを殺したら、姉さんは、本当に喜んでくれるのかな?

最期まで、僕をかばって、生きろと言ってくれた、優しい姉さん。

生きて、僕が心から信じられる、そんな仲間を見つけろって。

その先に、僕の未来があるんだって、そう、言ってくれた。

正直、よくわからないけど、でも・・・。

「ネリク、君・・・?」

「動くな!」

いきなり起き上がった僕に、セラルはキョトンとし、アルフェルはすぐにでも剣を抜けるような体勢をとる。

忠実な騎士だな、ホントに・・・。

「そんなに警戒しなくてもいいよ。もう、殺そうなんて思ってないから」

それを横目に見て、それから自分の水晶に視線を落とす。

「どういうつもりだ?」

「僕に、理由がなくなっちゃったからね」

「え・・・」

でも、きっと、望んでないんだよね?

姉さんも、母さんも、とても優しくって、温かい人たちだから・・・。

あの日のこと、忘れたことなんて、なかったハズなのに、大切なことを僕は忘れていたんだ。

誰よりも大切で、優しい2人の、大切な気持ちを・・・。




「気を失っちゃうなんて、僕は死んだようなモンだしね。言っとくけど、僕は姉ちゃんに負けたんであって、アンタに負けたわけじゃないからね」

このクソガキ・・・!

「あーはいはい。もういいから!」

アルフェルとネリクの間に火花が散るのを見て、セラルはパンパンと手を打った。

「でも、それじゃあ、ネリク君、これからどうするの?」

「もう『影の町』には戻れないだろうね。任務失敗しちゃったわけだし」

戻ったら、すぐアイツに見つかって、殺されるだろうし。

「そっかぁ・・・。あ、じゃあ、うちくる?」

「え、うちって、姉ちゃんち!?」

「セラル!そのような・・・」

「アルフェルだって、うちに居候なわけだし、今更1人や2人、ねぇ?」

「マジ!?うわー、姉ちゃん太っ腹!」



僕も、ちょっと前を見てみるよ。

姉さんが見てくれた、僕の未来に、一歩でも近づけるように・・・。











「部屋は、アルフェルと一緒に、そっち使ってね」

「「なっ!」」

「こ、こいつと一緒!?」

「セラル、それは・・・!」

「ベッド2つあるし、ちょうどいいでしょ?2人で仲良くしてね?」

「「はい・・・」」

どうしてあんなに仲悪いのかしらねぇ、あの2人は・・・。

3日ほど前からアルフェルが使っていた部屋は、昔両親が使っていた部屋だった。

2人を部屋に残して自分の部屋で、私は水晶を覗き込む。

そこには確かに、『白い花』が咲いていた。

「また明日になったら、消えてたりしない、よね・・・?」

アキナに見せたいなぁ。私の『花』・・・。









「・・・・・」

「・・・・・」

そのころ、取り残された2人のいる部屋には、不穏な空気が漂っていた。

「どうして僕がこんなヤツと・・・」

「それはこちらのセリフです」

「なんだって!?」

「不満があるのなら出て行ってくださっても結構ですよ?」

「アンタも不満そうだねぇ。アンタが出て行ったらいいんじゃないの?」

「わたしにはセラルを守るという使命があります」

「使命、使命、ご苦労なもんだね。でもアンタに姉ちゃんは守れないよ!」

「なんだとこのクソガキ!」

「うるさい!今何時だと思ってんの!!!」

「す、すみません・・・」

「ご、ごめん・・・」




「全く!」

なんだか、これからまた一段と騒がしくなりそうです。














一区切り。
とりあえず、こういう運びになっちゃったって感じで。
これからがまた・・・。
何も考えずに話し進めてるからなぁ。
題名が全く思いつかなんだ・・・。
誰かいいのあったら教えて~。

つか、明日からテストっすよ。
もう死んだも同然だよね?
数学とか見てないし、地理とか全く頭に入ってないし。
え、現文?論外でしょ。

ただいま「風の聖痕」にはまり中。
面白いねw
小説買いに行きたかったのに、今日は結局大人しく帰りました。
【2007/05/24 17:47】 | オリジナル | コメント(0)
マジでテスト大丈夫かなぁ・・・

第8話「視る者たち」


『キミ、どうしたの!?大丈夫?』


僕の目が覚めたとき、1番最初に視界に入ったのは、艶やかな黒髪だったことは覚えてる。



「母さん、この子起きたわ!」

「あらあら、よかったわねぇ」

それまでのことは、何も覚えてなかったから、このときから僕の時間は、始まったようなものだった。

「ぼく、お名前わかる?」

森の中で倒れていた僕を助けてくれたのは、この親子だった。

僕が首を横にふると、2人は少し困ったような顔をした。

「何も覚えてないみたいねぇ・・・」

「う~ん、名前がないのは、不便よねぇ・・・」

そういって少し考えると、娘はにっこりと微笑んだ。

「じゃあ、私がつけてあげる。そうねぇ・・・“ネリク”なんてどう?」




その親子は、母と娘の2人だけで、旅をしていた。

記憶のない僕は、当然身寄りなんてあるはずもなく、自然その親子についていくことになった。

必要なことは、全て2人から教わった。

「ネリクの水晶は黒いから、『影の一族』みたいね」

「お姉ちゃんは?」

「私の水晶は白いでしょう?『光の一族』よ」

いつの日か、僕は2人のことを、本当の母さんと姉さんのように思い始めていた。

姉さんの属性は『水』だった。治癒術がとても上手で、魔力も強かった。




2人はもとは光の町にいたけれど、ある理由で町にいられなくなってしまったのだという。

それは、2人がシーラーと呼ばれる存在だったから。

シーラーとは、光の一族の中でも特殊な力をもった一族だ。

長い歴史の中で、彼らはずっと、真実を見続けてきた。

しかし、政治において各町の町長たちは、それを邪険に思い、彼らを害することを決めた。

そして、それを察したシーラーたちも、散り散りになってしまったのだ。

母さんはいつもほわほわしていて、姉さんはとてもしっかりしていて、優しかった。

3人で過ごした時間は、平和で、とても楽しかった。





でも、その幸せな一時は、あっけないほど簡単に、崩れ去った。





「こっちだ、急げ!ガキも何か聞いているかもしれん。全員捕らえろ!」


「はぁはぁっ、ネリク、しっかりしなさい!もう少しよ!」

「ね、ねぇさん・・・」

僕たちは、ひたすら走った。

僕は姉さんに手を引かれながら、必死に助かろうと走った。

・・・でも、母さんにも姉さんにも、見えていたのかもしれない。

だから、僕には教えてくれなかったのだろうか。

だから、僕を、かばってくれた・・・?




「ぁ・・・ねぇ、さん・・・かあ、さん?」

「だい、じょうぶ、よ。ネリク・・・あなたは、1人じゃ、ないから・・・」

「なら、ならずっと一緒にいてよ!!」

「ネリク、あなたは、生きなさい。生きて、あなたが、心から信じられる仲間を、見つけなさい。・・・・・・その先に、あなたの未来が、きっと、あるから・・・」

力なく閉ざされた漆黒の瞳を、もう一度見ることはなかった。

「あとは、お前だけだな?」

そう言って近づいてきた男は、僕の首筋に、血の滴った剣をあてた。

母さんと姉さんの、血だ。

そう思うと、心の奥深くから、何か黒くて、大きなものが、こみ上げてきた。

そのこみ上げてきた『何か』が、僕の身体を、思考を、飲み込んでいった。

「あああああぁ!!!!」




その後、どうなったのかは覚えてない。気がついたら、ある男と一緒に、『影の町』にいた。

でも、僕の『花』が咲いたのが、その時だっていうのはわかる。









「『闇』の力をもったガキか・・・。使えそうだな」

それを傍らから見ていた男が、正気を失った少年に近づいていく。

周りには、男たちの死体が、数人転がっている。

いや、もう人とはいえなかった。

容赦なく噛み千切られた男たちの残骸。

「おい小僧、仇を討ちたくはないか?」

のろのろと顔をあげた少年の瞳は赤黒く、獣のような光を放っていた。

「『光』のやつらに、報復してやりたくはないか?」

男は品定めをするように、少年の全身を見回す。

「してやりたいなら、俺についてこい」











『キミ、どうしたの!?大丈夫?』

その言葉を聞いたとき、僕は姉さんかと思ったんだ。

でも、次に視界に入ったのは、鮮やかな金髪だった。

それは敵の姫で、仇の頭で、自分が殺さなければならない相手だった。

少し動揺したが、すぐにチャンスだと思って、ついていった。



でも、そいつはおかしなヤツで、なのに、笑顔が、すごく姉さんに似てるって、思ったんだ・・・。

たった一日、一緒に行動しただけで、決意が揺らいでいった。

だんだん、どうしたらいいのか分からなくなってきていた。




それでも、日は傾いていく。

僕は、それを待ってた。待ってたはずなのに、すぐには殺せなかった。

姉ちゃんが、そろそろ帰るって、言い出すまでは・・・。

『騎士』が生きてるってわかったら、なんだか急に、頭が冷えた気がした。

姉ちゃんは『光の一族』で、僕は『影の一族』。

姉ちゃんは『月の姫』で、僕は『影の者』なんだから。

感情を消して、淡々と言ったのは、そうしないと、抑えられそうもなかったから、かな。



『月の姫』を殺せば、姉さんたちも、きっと喜ぶ。

2人を殺した『光の一族』の、長なのだからって。

そう言ったのは、あの男だった。

でも、本当に、そうなのかな?

『あの姫』が『光』を束ねているようには見えなかったし、むしろ、何も知らないようで、

『花』すら咲いていなかった、変な『姫』。




姉さん、姉さんは、僕の未来に一体何を見たの?














いやね。うん。なんか自分内で年齢設定がおかしなことになってるぞ?
うん。頑張って考えます。
ネリクの過去、ですね。
ほとんど姉さんばっかりで、母さんあんま出てきてない・・・。
実際キーは姉さんだから~とかw
『シーラー』について、全く語ってないですね。
そのうち書けたら書こうと思ってるんですけど、一応考えてはいるんですよ?
もうきっとどんな感じのものか、察しがついてる方もいるかもしれませんが。
題名ねぇ、毎回毎回メンドイんですよ。考えるのが。
なかなかいいのが浮かばなくって・・・。
どっちかっていうと、今回のほうが『光と影』っぽいよね。なんか。

そういうのバシッと決めれる人って、格好いいよねww
【2007/05/23 18:06】 | オリジナル | コメント(0)
昨日更新するの忘れてた!!
第7話「光と影」



「・・・」

「どうしたの?姉ちゃん」

空を見上げて、ふと黙り込んだセラルに、ネリクは訝しげに問うた。

「あ、ごめん。そろそろ帰ったほうがいいかなって思って・・・」

「え?」

「ネリク君。寮どこ?送っていくよ?」

そう言って視線をネリクに戻すと、彼はうつむいて、セラルの袖をきつく握った。

「ネリク君?」

「も、もう少し!いいじゃん、もう少し一緒にいてよ!」

「でも、もう日が暮れちゃう・・・」

「どうして?僕なら平気だよ?」

「・・・お姉ちゃん、朝友達に『すぐ戻る』って言ってきちゃったんだ。だから・・・」

お昼もほっぽっちゃったし、きっと心配してるだろうし・・・。

そう続けると、ネリクは更に強く握り締める。

「おうちに帰りたくないの?なら、寮に電話して、今日はうちに泊まる?」

「・・・姉ちゃんの、友達って、誰?なんていうの?」

その声は、心なし震えているようにも思えた。

「え、アルフェル、だけど・・・?」

瞬間、あれだけ強く握っていた彼の手が、ふと緩くなる。

「そう、やっぱり生きてたんだね。姉ちゃんの『騎士』・・・」

空は刻一刻と闇に染まりつつある。

うつむいてしまったネリクとセラルの間を、一陣の風が吹き抜けていく。

「ネリク、君・・・?」

「セラル姉ちゃん。夜の、はじまりだよ?」

ネリクが顔を上げると、そこには血のように真っ赤な瞳が覗いていた。



「セラル!」

その瞳から目が離せなくて、動けないでいると、背後から見知った声が私を呼んだ。

呪縛から解放されたかのように、自然とそちらを振り返ると、アルフェルが走ってきていた。

「アルフェル!」

アルフェルは追いつくなり、私の前に立ち、剣を抜いてネリクに向ける。

「やっぱり、生きてたんだね」

「お前は、昨日の・・・!」

2人は面識があるようだった。しかし、アルフェルの『昨日』という言葉で、なんとなく察しがついてしまった。

「ネリク君、まさか・・・」

「そうだよ。姉ちゃん。僕は『影の一族』。姉ちゃんの命を、もらいにきたんだ」

ネリクが右手を振り上げると、その前に狼の影令が3匹現れる。

「せっかく声をかけてもらったから、そのまま夜まで一緒にいてもらおうと思ってさ。そうしたら、すぐにでも殺せるでしょ?」

何の感情もなく、ただ淡々としたその声を聞いて、私は思わず耳を塞ぎたくなった。

「そんな、どうして・・・」

「セラル、あなたは隠れていてください。彼は、強い」

「言ったよね?僕。『次は絶対お前を殺す』って。今日こそ息の根止めてやる!」

振り上げた右手を下ろすと、影令たちが一気に襲い掛かってきた。

「チッ。光よ、やつらを打ち落とせ!」

1つ舌打ちすると、アルフェルの言霊によって具現した光の槍が、影令たちを貫いていく。

その隙に私を抱え上げると、少し離れた物陰に下ろして、また戻ってしまった。

「あれ、逃げなかったんだ?キミに、僕が倒せるって、本気で思ってんの?今度は本気で行くからね!!」

「わたしも、もう油断はしませんよ!」







どうして、こんなことになっているのだろう・・・。

少し離れたところから、剣が交わる音と、魔法がぶつかり合う轟音が響いてくる。

――アルフェルとネリクが戦っている音だ。

私は何もできなくて、ここでおとなしくしているだけ・・・。

未だに信じられなかった。ネリクが、『影の者』だなんて・・・。

だからかな?2人が戦っているのが、不思議で仕方なかった。

話があまりに唐突だったから、きちんと理解しきれていなかったせいも、あるのかもしれない。









『それが、私に何の関係があるっていうの?』

『その“月の姫”こそが、あなたなのです。セラル様』

『はい!?』



「ちょっと待ってよ!おかしいじゃない!」

混乱していた私は、そのとき彼の話を遮った。

「その『月の姫』ってのは、月にとっても愛されてるはずでしょ!?」

「はい。そうです」

「私はまだ『花』も咲いてないのよ!?・・・みんな私のこと『月に見捨てられた者』だって言うのよ!?」

「とんでもありません!あなたの『花』が咲かないのは、あなたの水晶が特別だからです!」

「特、べつ・・・?」

「はい。先に言わせていただきますと、あなたの『花』の色は“白”です」

「白?そんな色、見たことないわよ。普通赤、青、緑、黄、紫の5色でしょ?」

「普通はそうです。では、これをご覧ください」

そう言って彼が取り出したのは、首から提げた水晶だった。

その時私が見た彼の水晶には、純白の輝きをもつ『花』が咲いていた。

私たちの間で、白は月を示す聖なる色だった。

「あなたは、一体・・・?」

「わたしは、『月の姫』を守るための存在・・・」


  あなた                ナイト
『“月の姫”を守る“月の騎士”です』










「ホントに、私のせいで、町が・・・?」

周りを見回せば、そこはまだ町の中で、いつ人が通るともわからなかった。

ところどころ破壊されている公園を見渡して、実感してしまった。

「じゃあ、私は、どうしたらいいの?」

『花』が咲かないのは、特別だから、と言われた。

でも、昨日は咲いたじゃない?

私の手は、ゆっくりと胸元の水晶を握り締める。








「チッちょこまかと!」

攻撃をしかけては避けられ、しかけられては相殺し、影令がくれば叩き切る。

その繰り返しだった。

互いに決定的なダメージを与えられず、周囲のものが破壊されていく。

「お前なんかに『姫』は守れないよ。どうせ100年前を繰り返すだけだろ!」

伸びてきた光の槍を闇の剣が相殺する。

「誰が!もう二度と、繰り返すものか!」

襲い来る影令を光の光線が貫いていく。

「『姫』を見殺しにした『騎士』の言うことなんか、信じられるのかよ!」

  ピクッ

「・・・貴様が、なぜ知っている!?」

100年前のことを知っているのは、一部の高位者と、あとは滅んだはずの一握りの・・・

「なぜかって?・・・僕の『家族』が、元は光の『シーラー』だったからだよ!」

「なっ!」

そのとき、白い輝きが辺りを照らし、突然アルフェルたちを包み込んだ。














さて。ようやっとここまで来ましたか。
この次辺りからがまた自分内でややこしくなってるんですよ。
設定が無理やりすぎるような気がして・・・。
でも、ま。そんなのは一応一通り終わったら(終われたら)考えましょう。
つか、Dの方を更新できるのはいつになるのやら。
まぁ、あっちはまだ全然っていうほど進んでないから、別にいいんだけどねw
はじめたのは中1のときなのに・・・。
第一章はアクアヴェイルで止まってるんすよ。
つか、書き直そうかなぁとか思ってるし。

そうそう、話変わって、アキナの属性。
風ってことにしてたんですけど、設定上の諸事情により『水』になりました。
突然ですがw
書き出したころは、まさかこんな運びになるなんて考えもしなかったんで、特に深く考えずに決めちゃってたんですけど、とりあえず。
スンマセンねぇ。テキトウな管理人で・・・。(反省しろや
それではw
【2007/05/22 18:12】 | オリジナル | コメント(2)
第6話「平穏」

第6話「平穏?」


「ない!なんで!?昨日はあったじゃない!もぉ、どーなってんのよぉーー!!」


休日。それは毎日学校や会社で頑張っている人々に与えられる安らぎのひと時。

東第3寮4階のある一室のそれは、こうして始まった。



「セラル?どうしたんですか?」

昨日の戦闘が祟ってか、傷は治ったものの、本調子でないアルフェルは、その悲鳴(?)によって目を覚ました。

「アルフェルー!」

今にも泣きそうな顔で抱きついてきたセラルは、自分の水晶をアルフェルに突きつけた。

「見てよ!昨日は確かに『咲いた』んだよ!?キレイな『白い花』が咲いたんだよ!?」

なのに、と瞳をウルウルさせながら続ける彼女は、まるで小動物のようだ。

「なのに今朝起きたら消えてたの!」

10年!アキナの花が咲いてから、私がどれだけ自分の花を心待ちにしていたことか!

「やっと、やっと咲いたと思ったのにぃ~!!」

「まぁまぁ、大丈夫です。また咲きますよ」

本気で泣き出しそうな彼女の頭を撫でながら言うと、少女もなんとか落ち着いたようだった。

「あ、そういえば、もう大丈夫なの?」

「はい。セラルのおかげですよ」

笑顔で言うと、少女は少し赤くなって、顔を背けた。

「心配、は・・・したんだからね」

「はい。ありがとうございます」

昨日はあんなに荒れていた心が、彼女といると自然と鎮まり、笑えるのは何故だろうか。

あ、と声を上げて去っていき、何かを取ってきた彼女は、先ほどの泣きそうな顔など知らぬような笑顔だった。

「これ、あげる」

そう言って渡されたのは、細長いキレイな緑色のリボンだった。

「これは?」

「思ったんだけど、アルフェルの髪って、中途半端じゃん?後ろだけでも結んだら邪魔にならないかなぁって」

言うなり、一度渡したリボンを取り、わたしの後ろに回って結う。

「ほら、できた」

そしてまた前に回り、

「ホラ、よく似合ってるよ」

そう言って、彼女はまた笑った。




「そうだ。私これからちょっとでかけてくるね」

「でしたら、わたしも・・・」

「アルフェルはいいから、寝てて!」

「しかし・・・」

「大丈夫よ。ヤツらは夜しか襲ってこないんでしょ?」

私はそのまま、彼をおいて寮を出た。








「くそっ・・・」

昨日アイツに攻撃された左腕がまだ痛む。

治癒魔法をもたない『影の一族』にとって、反対属性である『光』の攻撃はなかなか治らない厄介なものだった。

次こそ、息の根を止めてやる。

そうすれば、そうすればきっと、喜んでくれる。僕を褒めてくれるハズなんだ・・・!



「キミ、どうしたの!?大丈夫?」

声をかけられて顔を上げるとそこには、敵の姫がいた。

コイツっ!なんでこんなところに!?

いや、これはチャンスかもしれない・・・。





「姉ちゃんマジで魔法使えないんだねぇ・・・」

「わ、悪かったわね!」

「だって普通、姉ちゃんくらいの年なら治癒術使えるだろ?」

とりあえず少年を病院に連れて行った後、公園のベンチに腰掛けた。

「そういえば、キミ、名前は?」

「他人に名前を聞くときは、まず自分から、だろ?」

うっわ~、可愛げの無いガキ・・・。

「はいはい。私はセラル。セラル・カーシェよ。そんで、あんたは?」

「ふーん。僕はネリク」

「ふーんって、自分で聞いておいたくせに・・・」

あまりに無愛想な少年にため息をつき、私は立ち上がった。

「ちょっとここで待ってなさいよ。すぐ戻るから」

そして走っていったセラルを黙って見送ったネリクは、気配を探って彼女がすぐ近くで立ち止まったことを知る。

そしてふと思うのは、昨日のアイツのことだった。

大切な姫をこんなところで一人にしているということは、アイツはあの後死んだのだろうか?

しかし、彼女を見る限り、そんな風にも見えないが・・・。

「ネリク君!」

戻ってきた彼女は、2つのコップを持っていた。

「はい」

「なんだよ・・・」

「何って、ジュースよ。ジュース」

「そんなの見ればわかる!」

いきなり怒り出したネリクに、私は目を丸くした。

「何?なんで怒ってんの?」

「怒ってなんか、ない・・・」

ホント何なの?多感なお年頃ってヤツ?

「ホラ、なんか知んないけど、せっかく買ってきてあげたんだkら、飲みなさいよ」

そう言って突き出すと、ネリクは少し黙り込む。

「あ、それともキライだった?」

「そんなこと、ない・・・」

うつむいたまま私からジュースを受け取り、ネリクはそれを口に含む。

う~ん。意外に可愛いかも・・・。





お昼を過ぎても帰ってこないセラルを、さすがに不審に思ってアルフェルは寮を出た。

「変なことになっていなければ、いいんですが・・・」




「そんでね。この間行ったんだけど、とってもおいしかったの!」

「うわぁ~、いいなぁ!行きたいなぁ!!」

「今度一緒に行こうよ」

「姉ちゃんおごってくれる?」

「まかせときなさい!」

「マジ!?姉ちゃん大好きー!!」

そのころ、2人はすっかり意気投合していた。














ということでネリクの登場。
テストなんてお構いなしに、最近またアニメ見まくっちゃってる月夜です。
コレ書いてるときも思ったんだけど、アルフェルが弱く見えちゃうのは私のせいですね・・・。
ホントはもっと強いのになぁ・・・。
しかも、なんか意気投合しちゃってる2人がいるし。
このときはまだこのまんま進める予定だったから、かなり頑張って設定考えてたのに、もう使わないかも・・・という設定があったり。
う~ん・・・。
難しいよね。やっぱり。
【2007/05/20 16:11】 | オリジナル | コメント(0)
第5話「花」
第5話「花」


「お待たせー!って、あれ?」

私が店から出ると、そこには荷物だけが残っていて、アルフェルの姿はなかった。

「アルフェル・・・?」




「ここまで来れば、大丈夫ですね」

アルフェルは森の中にいた。

周りは5匹の影令に囲まれている。どうやらちゃんと全員ついてきたらしい。

「さっさと片付けさせていただきますよ。セラルを待たせているのでね」

何もない腰から引き抜くような動作をすると、そこには昨晩と同じ剣が握られていた。

「頼もしいことだね・・・」

「誰だ!」

スッと木の上から降りてきたのは、黒いマントを被ったまだ幼いといってもいい少年だった。

「影の者か」

「ご名答」

少年が手を振り上げると、狼の姿をした影令が、一気に襲い掛かってくる。

昨夜のもこの子ですか・・・。

「あまり、なめないでいただきたいものですね」

一閃。それで前方から来た2匹が切られ、四散する。

そのまま右から来た1匹を蹴り上げ、後ろから襲ってきた1匹を一歩下がってやりすごし、正面に来たところで落下してきたもう1匹と一緒に切りつけた。

「お見事」

パンパンとやる気のない拍手をしながら、少年は近づいてくる。

アルフェルは注意深く少年を見る。

「でも、残念」

少年がニヤリと笑うと、背後、しかもかなり近距離に殺気を感じ、反応しきれず、脇腹に鋭い痛みを感じる。

「かはっ」
                            ナイト
「これからは闇の時間だよ。さようなら。『月の騎士』さん」








「もう、そこで待っててって言ったのに。どこ行っちゃったのよ・・・」

私は荷物を持って、商店街を捜したが、彼はどこにもいなかった。

「まさか、ね・・・」

嫌な予感が脳裏をよぎり、振り払うように頭をふると、立ち上がる。

「みゃー」

ふと足元を見ると、そこには白い毛並みのきれいな子ネコがいた。

「白い、ねこ・・・?」

「みゃーお」

その子ネコは私の足に頬ずりをして、寮のほうへ、数歩進んで振り返る。

「ついて来いって、言ってるの?」

「みゃー」

「あなた、アルフェルのいるとこ知ってるの!?」

「みゃー」

子ネコはそのまま走っていく。私もその後を追った。

どうしても、嫌な予感が胸の中でザワついていて、早く彼の無事な姿が見たかったから・・・。




「あれ、なんだ。少し頑張ってたんじゃない」

「・・・そうそう、簡単には、死ねませんからね・・・」

子供とはいえ影の者、ですか・・・。

なんとか咄嗟に織り成した光の盾が、背後から襲ってきた闇の剣の軌道をわずかにずらし、致命傷を防がなければ、危うかった。

それでも放っておけば、出血多量で危険であるということに変わりはないのだが・・・。

アルフェルはそれでも血の滴る脇腹を押さえ、剣を構える。

「今のキミじゃあ、僕には勝てないと思うよ?」

「なんだと?」

少年はアルフェルの胸元に輝く水晶を指差す。

「ろくに力が戻っていない。ま、100年も寝てたんだから、仕方ないかもしれないケド」

「くっ・・・」

そんなことには気づいていた。昔とは比べものにならないほど、力が削がれ、弱まっていること・・・。

「『姫』を守護するハズの騎士様がコレじゃあねぇ。・・・『姫』の命、僕がもらっちゃうよ?」

再び少年が手を振り上げると、直径30cm程度の球が現れる。

「なっ」

そしてその中には、森の中を走っているセラルが映っていた。

「キミを追ってきたんだねぇ。『花』も咲いてないのにねぇ」

「貴様!」

アルフェルが怒りにまかせて少年に切りかかる。

「だからムリだって・・・なに!?」

それを避けようと一歩さがると、突然足元から光の槍が無数に突き出してきた。

闇の剣で相殺しようにも数が多く、数本まともに喰らってしまう。

「はぁ、はぁ・・・。クソッ!お前なんか・・・」

「そんなこと、オレが一番わかっている!!」

アルフェルの気迫に、少年はビクッと身を竦ませた。

「お前なんかにっ!・・・次は絶対、お前殺すからな!」

少年は傷を負った左手をかばいながら右手を振り上げ、影の鳥に乗って去った。

「はぁ、はぁ・・・」

アルフェルは肩ひざをつき、呼吸を整える。

「クソッ!!」

そしておもいっきり地面を右手で叩きつけた。

これでは全然ダメじゃないか!

今度こそ、今度こそ必ず守り通すと決めたのに!

影令が倒せても、影の者を、王を倒せなければ意味がないというのに・・・。

強くならなければっ!前より強くならなければ意味が無いのにっ!!

でなければ・・・。

「くそ、くそぉぉぉ・・・」






「アルフェル!」

白い子ネコを追ってくると、少し広い開けた場所についた。

そこには、意識を失っているらしく、倒れているアルフェルがいて・・・。

「アルフェル!しっかりして!」

かけよって起こそうとすると、手にぬるっとした感触がした。

視線をおろすと、黒っぽい液体が私の手についていた。

「ち・・・?」

その瞬間、私の脳裏を“あの日”が駆け巡る。

「いやっ!ダメ!しっかりしてよ、アルフェル!!」

そう言って何度も揺すると、アルフェルはうっすらと目を開ける。

「アルフェル!」

「姫、今度、こそ・・・かなら、ず・・・まもって・・・」

だんだんと色を失くして行く彼の顔に、あの日はより鮮明になって私に襲い掛かってきた。

「いや!お願い、独りにしないでぇぇ!!」

私の頬を涙が伝っていく。そしてそれは、私の水晶にはじかれ、夜闇の中へ四散する。

すると急に水晶が強い輝きを放ち始めた。

光は私たちを包みこんでいく。

そして、その光は、アルフェルの傷口で輝きを増し、みるみるうちに、傷を癒していった。

「白い、『花』・・・?」



      それが、初めて私の『花が咲いた』瞬間でした。














戦闘シーンは今も昔も苦手だなぁ、と。
今も全く上達してません。
んで、ここであの『影の者』を気に入っちまったがために、これから先めっちゃ苦労した記憶が・・・。
苦手苦手って言いながら、結局まだ書いてるんですよねぇ・・・。
全く。学習能力のないヤツだぜ。

っていっても、しばらく書いてなかったから、まだ20話くらいまでしか書けてないんだよねぇ。
【2007/05/19 18:31】 | オリジナル | コメント(0)
パスワード解きました
小説今週中にはムリっぽいので、また近いうちには更新したいです。

つか、一応する予定ではいます。

いやね、1話ずつ修正・加筆してたら、やたら時間かかっちゃって・・・。


一応今日からテスト対策期間ってヤツなんでしょうかねぇ。

でも何もせずに枝ノ月に借りたデスノの漫画読んでました。

最後はちょっとあ~やっぱり~、的な展開。

つか、2冊読むのにどんだけ時間かけてんすかね?私は。

宿題も何もしてないし。(あったっけ?)

つか、今テンションが・・・。

何か面白いっていうか、とりあえず何か読むか見るかしたいなぁ、なんて。

ということで、本日は早々にさよなら~ノシ
【2007/05/18 21:19】 | 日記 | コメント(2)
第4話「迫る影」
第4話「迫る影」


「いい?今日からうちの外では、女の子のフリしてね!」

「えっ、そ、それは・・・」

「私の部屋に住むんでしょ?ならそうして!絶対バレちゃダメだからね!」

人差し指を立てながらいうと、アルフェルはしょぼんと項垂れた。

「大丈夫よ。普通にしてれば絶対バレないから☆」

「それが、嫌なんですよぉ・・・」



「セラー、アルフェルー!女子はこっちよー」

体育館の前でアキナが手をふっている。

「ほら、やっぱり。バレてない」

「・・・・」

体育の授業は、基本的に軽装そうそうわからないだろう。

着替えも一人ひとり個室だ。

私たちのいう体育=体術・剣術・弓術といったもの。

ちなみに私が得意なのは弓術。

でも、今日は体術をやるらしい・・・。

「そこのキミ?」

声をかけられて、私たちが振り返ると、女子の体育を教えるサヨ先生がいた。

「わたし、ですか?」

やばっ!もしかしてバレちゃった!?

「あなたが、今日から通う子ね?『庁』から報告はきているわ」

え、なんで?まだ庁には行ってないのに・・・。

「わからないことがあったら・・・あっても大丈夫そうね。それじゃ」

私たちを見て言うと、サヨ先生はそのまま行ってしまった。

「アルフェル、いつの間に庁に連絡したの?」

「いえ、わたしは何もしていませんが・・・」

じゃぁ、どうして・・・?

「ほら、2人とも。何してんのよ。行くわよ」

私たちが首をかしげていると、アキナが急かす。

「あ、うん!」




町の中央に位置する『庁』では、6人の男女が円卓を囲むように座っていた。

その中、1番奥に腰掛けていた初老の男が、重々しく口を開く。

「昨夜、彼が目覚めました」

「なんと!それは本当ですか!?」

「何故もっと早く報告なさらないのです!」

「町長!」

周りが一気にざわめき、口々にいう。

「して、彼は誰のもとへ?」

町長と呼ばれた初老の男のちょうど反対の席に座っていた女が口を開くと、周りも水をうつように静まり、男を凝視する。

「・・・セラル・カーシェだ」

町長の口から出た名に、そこにいた誰もが一瞬閉口した。

「まさか・・・」

1番に口を開いたのは、女だった。

「何かの間違いではありませんか!?だって彼女は・・・」

「そうです!彼女はまだ咲いてもいない“月に見捨てられた者”ではありませんか!」

女の後を引き取ったのは、町長の隣に座っていた、まだ若い女だった。

「ラテナ、場所をわきまえろ」

「しかし!」

「町長、私も、ラテナの言に賛成です。私たちは、誰もがアキナ・トートこそがそうであると思っていました。

彼女のほうが才能も素晴しく、彼女こそが、“月に愛された者”です!」

ラテナと反対の席に座っていた男も口を開く。

「静かに!」

町長の一喝にビクッと肩を竦ませ、静まる。

「しかしこれは事実だ。しばらく様子を見るより他にあるまい」






「はっ!」

「きゃあ!」

アルフェルは向かってきた女子の手をつかみ、軽く流して手刀を入れる。

「そこまで!」

「アルフェルって、強いのね~」

「そ、そうだね・・・」

やはり女の子相手だからか、加減しているようで、彼は息1つ乱してはいなかった。

「お疲れ~ってほどでもないみたいね?」

「まぁ、本気でするわけにはいきませんし、女の子の体に傷でもつけたら大変ですからね」

笑顔でサラリとそういうことを言うアルフェルは紳士だと思う。

・・・どれだけ見た目が美少女でも。

「それよりわたしは、セラルが怪我をしないかと、冷や冷やしますよ」

「あはは・・・接近は、どうもねぇ・・・」

さっきもアキナにやられたばかりだったりする。



授業が終わってしまえば、今日はレポートもないので、お役ご免だ。

といっても、もう夕方なわけだが・・・。

私たちは帰宅途中に、第2区の商店街を歩いていた。

「アルフェルは、何か食べたいものある?」

「いえ、わたしのことはお気になさらず」

「う~ん。何でもいいって言われるのが1番困るのよねぇ・・・」

昨日は家にあるもので済ませてしまったが、今日は何かきちんとしたものを作ったほうがいいと思い来てみたものを・・・。

「あ」

「どうなさいました?」

いきなり声を出して足を止めてしまった私に、アルフェルも歩みを止める。

「ちょっと、ここで待ってて!」

言うなり私は、アルフェルを置いて雑貨店へ入った。

店のショーウィンドウからかすかに見えたものを手に取り、それをレジに持っていく。

「これ、ください」




おいてけぼりにされたアルフェルは、さきほどまで買っていた今日の夕食になる食材を担いで待っていた。

が、静かに荷物を下ろす。

「チッ、こんなところで・・・」

一瞬感じた殺気を頼りに数を数える。

1、2・・・5匹ですか。

夕方の商店街は人通りが多い。こんなところで戦うと、周囲に被害がでる。

そう判断すると、店内のセラルに視線を向ける。大丈夫だろうか・・・。

「すぐ、戻ります」



【2007/05/17 20:41】 | オリジナル | コメント(0)
第3話「発覚」
第3話「発覚」

「これからは、私のこと、ちゃんとセラルって呼んでよ?」

「しかし、呼び捨てというのは・・・」

「私がいいって言ってるんだから、そうして!」

「・・・わかりました」

私たちは今学校にいます。

といっても、自分の受ける授業に出るだけで、クラスとか、そういってものはない。

だから、1人紛れていても誰も気づかない、と思う。

「あ、セラ!」

呼ばれて振り返ると、アキナがものすごい勢いでこちらに近づいてきた。

「あ、アキ、おはよう」

「おはよう、じゃないわよ!昨日、来なかったでしょう!?」

「え?・・・ああ!!」

「思い出した?全く・・・」

そうだった!昨夜は満月で、大事な儀式があったんだった!

「アンタねぇ、いくら咲いてないからって、大事な儀式までサボるヤツがありますか。ホントにただの外界人になっちゃうわよ?」

「ご、ごめん・・・」

「ちゃんと会長には言っといたわ」

「ありがとう!」

「セラルさ・・・セラル、この方は?」

「あ、私の親友のアキナ。こっちはアルフェル。え~っと、ち、違う町から来たんだって」

少し苦し紛れだったけれど、アキナはそれで納得してくれたみたい。

「へぇ~。よろしく、アルフェル」

「こちらこそ」



学生の朝食と昼食は、学校のカフェでとるのが一般的だった。

私たちはカフェの窓側の席に腰をおろした。

「アルフェルは、もう部屋もらったの?」

「いえ、わたしはセラルの部屋に厄介になっています」

「そういえば、アキナは今日授業ないの?」

朝食、だけど今はもうお昼にも近い時間だった。

「ん、コレ食べたら行く。あんたが来ないから、ずっと待ってたのよ?私」

「あはは・・・面目ない」

「よし、んじゃ行くね。昼の3限目、セラも出るでしょ?」

そういえば、3時限目は数少ない私が出られる体育だった。

「うん。それじゃ、あとでね」

私たちはアキナを見送り、2人になった。




「あれ、そこにいるの、セラル・カーシェじゃん」

嫌な声がして振り向くと、そこには数人の男子生徒がいた。

「げっ・・・」

「お前、いつもヒマしてていいよなぁ。俺たちは午前中、ぶっ通しで授業だったってのによぉ」

「それはごめんなさいね」

コイツらは私たちの学年でもかなり優秀な魔法使い。

いつもアキナに負けてるけどね。

「ホント、マジウザイんだよ。魔法も使えねぇ『月に見捨てられた者』のくせに」

「お前なんて、アキナのおかげでここにいるようなもんじゃねぇか」

男子たちはどんどんこちらに近づいてくる。

ウザイのはどっちよ。毎回毎回・・・

   ガタッ

「何だよお前!?」

突然隣のイスが倒れ、驚いてそちらを見ると、アルフェルが真ん中の男の胸ぐらをつかんでいた。

え!?ちょっと、何してんのよ!?

「てめぇ、女だからって、容赦しねぇぞ!?」

つかまれた男の隣のヤツがアルフェルを殴ろうとすると、アルフェルはそれを左手で受け止め、逆に男を蹴り飛ばした。

「ぐわっ」

男はそのまま壁に激突する。
    
「あまりオレを怒らせないほうが、身のためだぞ?」

「ひぃぃぃ!!」

そういって男たちを睨み付けるアルフェルの瞳は、とても鋭く、冷たかった。

思わず私まで、竦んでしまうほど・・・。

「今後一切、セラルに近づくな。いいな?」

「は、はいぃぃ!!」

アルフェルが手を離すと、男たちはすぐさま走っていってしまった。

「全く。・・・大丈夫ですか?セラル」

振り返って私に声をかけてきたアルフェルは、いつも通りの笑顔だった。

「アルフェル」

「はい、何ですか?」

「アルフェルって、男?」

「はい。そうですよ」

それはもう、晴れやかな、笑顔だった。



「わ、私、てっきり・・・」

「あ、いつものことなんで、気になさらないでください」

「き、気にするわよ!」

目の前の自称『男』を注意深く見てみる。

白く透き通るような肌に、柔らかく翻る亜麻色の髪、整った容貌には柔和な笑みが浮かび、身体は全体的に線が細く、スラッとしている。

女の私から見ても羨ましいほどの美少女、に見える。

「これが男!?」

「失礼ですね」

「だって、だってだって!!もう!どうして最初から言ってくれなかったの!?」

「別に隠していたわけではありませんが、やっぱりわたしも自分から言うとプライドというものが・・・」

「そんなのどうだっていいの!」

「いいんですか、どうだって・・・」

ということは!見ず知らずの男を家に上げて、そこで一晩すごしたということになるじゃない!?

「だいたい、どうして一人称が『わたし』なのよ!そんなんだから余計間違われるのよ!」

「そういわれましても・・・くせですから」

「さっき『オレ』って言ってたじゃない!」

「そうでしたっけ?」

ああぁ、もう!!

「行くわよ!」

「どこにですか?」

「部屋をもらいによ!」

「セラル様!」

そのまま行こうとしていた私の手は、いきなりつかまれ、体勢が少し崩れ、アルフェルに支えられる形になる。

「いけません!ヤツらは夜しか行動できないのですから、夜こそが危険なのです!」

「あんたも十分危険なのよ!」

「なぜですか!?あなたを守ることがわたしの使命!離れるわけにはまいりません!」


  
   こうして、私とアルフェルの同棲生活が始まった。




        亡き父上・母上、どうかお許しください・・・。














いやはや。全く懐かしいな。
つか、このペースでホントに今週中にできるのかな?
うん。まぁ、頑張ります。きっと。
【2007/05/17 20:34】 | オリジナル | コメント(0)
第2話「影」
第2話「影」


「ずっと、お探ししておりました」

「え・・・?」

その少女は、亜麻色の肩まである髪をした、私よりも少し背が高いくらいの子だった。

昔話に出てくる魔導騎士のような服を着ていて、白を基調とするその服は、彼女の翡翠色の瞳にとてもよく似合っていた。

「ようやく、貴方にお会いできました。セラル様」

少し低めの声が室内に響くと同時に、少女がいきなり私の前に肩ひざをつく。

「え!ちょ、ちょっと!?」

私の頭は混乱していて、目の前の光景が理解できなかった。

既に日の落ちきった空には、満月が浮かび、月光が少女と私を照らし出す。

「わたしはアルフェル。貴方を『影の者』から守ることが、わたしの使命です」

「『影の、者』・・・?」

「ご説明はまた後で。気づかれたようです」

え、と思う前に、アルフェルと名乗った少女は私を自分の背後にかばい、腰に差していた剣を引き抜く。

それと同時にガシャン!!と大きな物音がして、はっとそちらを見ると、机の上におかれていたビーカーやらガラス管やらの実験器具が割れていた。

「ここに隠れて、しゃがんでいてください」

呆然としていた私にそういうと、アルフェルは白銀にきらめく剣の切っ先を振り上げる。

すると、窓の外から覗いていた満月が淡く輝き、アルフェルの剣が共鳴するように強い光を放った。

思わず目をつぶったが、再び開くと、割れた実験器具のすぐそばに、黒い大きな影があった。

それは狼のような形で、目にあたるところから、赤黒い光が2つこちらを凝視していた。

「なに、コイツ・・・」

「これは『影令』。『影の者』が操る影の化け物です」

アルフェルが応えると、その『影令』が襲い掛かってきた。

狼の影令は鋭い爪を繰り出し、アルフェルはそれを剣で受け止め、影の胴体と思しきところを蹴り飛ばした。

影は壁に思いっきりぶつかり、すぐ隣の棚は大きく揺れ、そこに置かれていた水槽が床に落下し、再び大きな音を立てる。

影は立ち上がり、ジャリッと割れた水槽の破片を踏みつける音がした。

その瞬間アルフェルは影に一気に駆け寄り、その胴をなぎ払う。

影は四散し、室内には静けさが戻った。

「お怪我はありませんでしたか?」

「あ、はい。大丈夫です」

アルフェルがこちらに歩み寄るので、私は立ち上がる。

「では、行きましょう」

「え、ど、どこに!?」

「ここは危険です。またヤツらが来るかもしれない。どこか、安全なところへ」

「・・・じゃあ、うちに来ます?」

「うち、とおっしゃいますと、セラル様のお宅、ですか?」

「うん。あ、他に誰もいないから、大丈夫だよ?」

アルフェルは少し考えると、行きましょう、と了解し、私たちは学校を出た。



この町はいたって簡単な構造をしており、3つの層に分かれている。

  学校や、政治に関わる機関、お偉い方の住んでいる屋敷などがある中央第1区。

  その周りをとりまくのは、商店街やら小企業やらのある第2区。

  そして、1番外周にあたるのが、町の人たちが住む居住第3区。

その周りは森・山・畑・川、そんなとこ。

私が住んでいる居住第3区は、ほぼ寮制。

東西南北にそれぞれ3つずつ建物が立ち並んでいる。

ちなみに私は東第3寮。

寮っていっても、普通は1世帯住むわけで、それなりに広い。

しかも、やはりプライバシーは大事なので、防音効果もバッチリだ。

「ここが、私の部屋」

彼女を部屋に通し、とりあえずお茶を出す。

「それで、説明してもらえる?」

「はい。この町の者が月を源としている『光の一族』なら、『影の者』は闇の力を源としている『影の一族』です」

「闇の力を?」

「はい。例えば、その水晶」

そういってアルフェルが指差したのは、私がペンダントとして首からさげている水晶。

「『光の一族』の水晶は半透明です。それは、水晶の源が月光だから」

たしかに、この町では半透明しか見たことがない。そういうものだと思っていたけど・・・。

「しかし、『影の一族』の水晶は、黒色をしています」

「黒い、水晶・・・?」

まさか、昔話とかに出ていた、あの黒水晶?

「あんなの、おとぎ話じゃないの!?」

「いいえ。実際にありえるのです。そして彼らは、彼らの王が復活した今、この町を滅ぼそうとしているのです」

なんだか、話がとびすぎてて、わけがわからない。

「ちょっと待ってよ!王って何?どうしてこの町が滅ぼされるの!?だって、町なら他にも!」

そう、魔法使いと呼ばれる者たちの町は、実はここだけじゃない。

町から出たことはないけれど他にも似たような町はたくさんある。

なのに、なのにどうしてこの町が!?

「貴方がいるからです。セラル様」

「わた、し・・・?」

「ご存知ですか?100年前の大戦を」

「大戦って、昔、私たちと外界人たちが、争ったっていう・・・?」

「間違ってはいませんが、正解でもありません」

「どういうこと?」

「あの大戦は、確かに、光の一族と外界人が争ったように思えます。歴史でもそうされています」

しかし、とアルフェルは続け、真剣な目つきで私を見る。

その美しさに、私は思わず赤くなりかけたわけだが、彼女は気づかずに続けた。

「しかし、本当は影の者が外界人を操り、光の一族と戦わせていたのです」

「あ、操る!?そんなのできるわけ・・・」

「できます。彼らの最も得意とするのは、心の中に入り込み、感情を操作することですから」

魔法は自然の力を操るもので、直接的に人をどうこうするなんて、私たちにはできない。

しかし、それができるということは、とても厄介この上ないんじゃ・・・。

「彼らの王にとっては、光の一族は邪魔だったのです。これだけの力を持っていながら、光の下では力を半分ほどしか使えない。
 
 しかし、光の一族は、元が月の力。つまり、夜でも力が衰えることはありません。だから、彼らは外界人を使って、光の一族を滅ぼそうとしたのです」

「でも、大戦は終わって、それからでしょ?結界を張ったのって」

「はい。結果的に、光の一族が勝ちました。『月の姫』が『影の王』を倒すことによって」

「『月の、姫』・・・?」

また新しい単語が出てきた。

私は思わず頭を抱えたくなる。

「『月の姫』とは、光の一族の中でも、特に力の強い、『月に愛された者』です。そして姫は王を倒し、大戦は終わったのです」

「それが私に、何の関係があるっていうの?」

「その『月の姫』こそが、あなたのにです。セラル様」

「はい!?」













なんか、めっちゃ懐かしいわぁ・・・。
つか、アルフェルばっかセリフの修正が多いのは、アルフェルがたくさんしゃべってるから、だよね?
【2007/05/16 19:37】 | オリジナル | コメント(0)
題名変えようと思ってるんだけどね?
あ、オリジナル小説の話なんだけど。

何がいいかなぁ~。

とりあえず、それが決まらないとカテゴリーが・・・。

ただのオリジナルでいいかな?そうしようか?

題名はまた今度考えることにしようか。

うん。当分はそうしよう。

それでは第一話です。










第1話「月夜」


「おーい!セラー!」

呼ばれてふと顔を上げると、親友のアキナが走りよってきた。

「もう、こんなとこにいたの?」

呆れたように私を見るアキナに、少し苦笑して、机の上に広がったレポートの束を片付ける。

「仕方ないじゃない。私は魔法・・・」

「あーはいはい!もういいわよ、その話は」

片手をふってアキナは私の言葉を遮った。

「耳にタコができちゃうわよ。町の人たちは皆知ってるし」

「あはは、そうだね。アキはいいなぁ。『花』が咲いたのも、私たちの学年じゃ一番早かったし、成績もトップじゃん」

「セラもそのうち咲くよ。個人差があるって、先生も言ってたでしょ?」

何度も繰り返されたやり取りに、私は思わずため息をついた。

初めてこの会話をしてから、もう4年が経とうとしていた。

確か、そのときも、いや、この話をするときは、いつもこの場所だ。

ここは東校舎の裏庭に作られた、小さなテラス。

たぶん、生徒で私たち以外にここを知っている人は、いない。



私たちは、『外』でいう魔法使いのようなもの。

この町はその集まりでできている。

『外』に私たちの存在がバレないように、ひっそりひっそりとってわけじゃないけど、町の周りに結界を張って、『外』からはわからないようにしている。

といっても、実際は暢気なもんで、外との大戦があったのは、もう100年も昔のこと。


魔法使いの『ようなもの』って言ったのは、『外』でいう『魔法』と私たちの使う『魔法』では、どうもニュアンスが違うらしいから。

私たちは月を重んじる。それは、私たちの力の源が月の光がもつ、不思議な力だから。

私たちは生まれながらに水晶を持っている。

持っているというか、生まれて最初の晩に、月の光が私たちのすぐそばで水晶として凝固する。

月の光が凝固するのは、その人のもつ本来の魔力に吸いつけられたから。

というのが、教科書や大人たちが言っている常識。

私たちももとはただの外界人と同じだという。

水晶ができるかできないか、つまり、魔力があるかどうか。それだけ。

それは子供にも受け継がれる。だから、最初はただの集落だったここが、町というほどに大きくなっているわけで。

でも、最初は魔法は使えない。

水晶の中に、文様ができるまでは。

個人差はあるものの、水晶の中には、自分が使える属性色の文様ができる。

それが、6つの花弁をもつ花のようなので、その文様を『花』と呼び、それができることを『花が咲く』という。

最低でも10歳までには咲くのが一般的。

『花』が咲けば、月光を吸い付ける力が強まり、『自然を操る』力が使えるようになる。

それが、私たちのいう『魔法』。


――の、はずなんだけど・・・。

私は今15歳。なのに、まだ『花』は咲いていない。

10歳からは学校に通うことになっているが、魔法の使えない私は、ほとんどの授業に出られない。

そこら辺で遊んでるガキんちょどもだって、小さな旋風や焚き火程度なら起こせるというのに。

「セラはさ、頭いいじゃん?私よりも」

「この魔法が使えて何ぼの町で、頭良かったって意味ないじゃない」

不貞腐れてしまった私に、アキナはよしよしとあやすように頭を撫でる。

魔法は使えない。だが頭はいい。だから他の人が授業を受けている間に、先生たちからのレポートを、こんなところで一人黙々としていたのだ。

そんな私とは対照的に、アキナは5歳の頃には『花』が咲き、水の属性を持つ彼女は、既に津波だって起こせてしまうほどの力を持っていて、先生たちからの期待も大きい。

「ほら、もう帰ろう?」

「あ、私このレポート提出しちゃうから、先に帰ってていいよ」

「え、今から?もう日が暮れちゃうじゃない。明日にしたら?」

確かに空は既に赤みを帯び、東の空は暗く染まりつつあった。

「それに、今夜は満月よ?」

「わかってる。でも、今日中に出しておきたいの」


アキナと別れた私は、このレポートを出題した先生がいつもいる西校舎1階の実験室へ向かった。

「先生?いらっしゃいますか?」

ノックをしても返事がなく、入ってみても部屋は真っ暗で、誰もいないようだった。

「もう帰っちゃったのかなぁ・・・」

とりあえず机の上にメモと一緒に残し、部屋を出ようとした。そのとき、

「ようやく、見つけました」

「だ、誰!?」

誰もいないと思っていたところに、声をかけられた私は、驚いて振り返る。

確かに誰もいなかったはずなのに、そこには見知らぬ少女が立っていた。

「ずっと、お探ししておりました」

「え・・・?」















というわけで、第1話。
ところどころ修正してますが。
【2007/05/16 19:22】 | オリジナル | コメント(0)
さてさて。
結局移転しちゃいましたね。こっちに。

これからとりあえず、今週中には前のブログでやってたオリジナル小説を載せようと思います。

それからは夢とオリジナルを平行していけたらいいなぁと思います。

それでは、お付き合いください。
【2007/05/15 22:15】 | 日記 | コメント(0)
風水月


分岐したブログからメインを経て、放置から一応復活。 なので更新不定期。 主にテイルズとか、SHとか、オリジナル小説とか、夢小説とか、鬱日記とか…etc

プロフィール

月夜

Author:月夜
一応女子大生(笑)になりました。
テイルズ(特にオリDのリオンとジューダス)が好きでアニメや漫画が大好きなSHローランです。
ちなみに更新率は再び極めて低くなることと思います。
そうです。いつもですがスランプ絶好調です←
創作活動としては、オリジナル小説1つと、TOD&D2のリオン&ジューダス相手の夢小説(一部非公開)と、友人とやってる共同オリジナル小説(非公開)です。

一応声優志望なのですが、どうにも地元から脱出しそこねて、いろいろ大変なことになっています。

このブログを今後更新するときはもしかしたら鬱日記が多くなるかも…。

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